【東海Ｓ】ニホンピロアワーズ超抜１０秒７！酒井「１番いい状態」

力強い走りを見せるニホンピロアワーズ

　日曜中京メーン・東海Ｓの追い切りが２２日、栗東、美浦トレセンで行われた。２年前のＪＣダート覇者ニホンピロアワーズは酒井を背に栗東ポリトラックで単走。残り１Ｆで鞍上の手が動くと瞬時にフットワークが大きく変わり、軽やかな脚さばきで駆け抜けた。ラスト１Ｆは１０秒７の超抜タイム。鞍上から笑みがこぼれた。

　「ラスト１Ｆで仕掛けて反応を見るイメージ。しっかり動けていたし、時計も詰めている。近３走の中でも１番いい状態で臨める」

　休み明けの昨秋２戦は完調手前の状態だった。ポリトラックの最終追いのラスト１Ｆは、ともに今回より０秒２遅い１０秒９。当時を上回る瞬発力が調子の良さを物語っている。ここは陣営が最大目標に掲げる暮れのチャンピオンズＣと同じ舞台。川崎記念（５着）以来となる左回りが鍵となる。鞍上は「当時とは成長して体つきも違うし、クリアできる課題だと思う。王者を獲った立場として、しっかりしたレースを見せたい」と力強く締めくくった。