【神戸新聞杯】エピファネイア敵なし!馬なりV!

[ 2013年9月23日 06:00 ]

<神戸新聞杯>エピファネイアが快勝。ゴール後、鞍上・福永はガッツポーズ

 やっぱり強かった。菊花賞トライアル「神戸新聞杯」が22日、阪神競馬場で行われ、断然1番人気の皐月賞&ダービー2着馬、エピファネイアが力強く抜け出して2馬身半差の完勝。昨年のラジオNIKKE1杯2歳S以来となる重賞2勝目を挙げた。2着マジェスティハーツ、3着サトノノブレスと共に菊花賞(10月20日、京都)の優先出走権を獲得。

 春の悔しさを晴らした。エピファネイアの鞍上・福永はレース後の検量室前で、興奮を抑え切れなかった。「めっちゃうれしい。やっと乗りこなすことができた。やっとやな。こういうレースをするために、みんな頑張ってきたんや」

 ようやく人馬が一つになった。ウインアルザス、ヒルノドンカルロの2頭が後続を離して逃げる展開。8番手の外を追走しつつ、福永はパートナーをグッと抑え込んだ。前に馬を置かなくても、エピファネイアは我慢しきった。「いいスタートを切れたし、いつでも動けるように外めを追走。いいリズムでいけたし、早めに動いても止まらないと思った」

 残り600メートルで外から進出開始。馬なりのまま先行勢を一気にのみ込んだ。直線、内回りコースとの合流点ではもう先頭。ゴーサインでさらに反応し、雄大なフットワークで引き離した。最後は流す余裕で2馬身半差。力の違いを見せつけた。「勝てたことより、折り合いがついたことが何より。パワーのある馬だし抑えなければいけない。騎手を続けていく中で、こういう超一流馬を乗りこなせなければと思っていた。そのための準備をしてきた」

 春のクラシックは連続銀メダル。ダービーは3角過ぎで前の馬の脚に引っ掛かってつまずき、落馬寸前のアクシデント。「闘争心をコントロールできなかった自分の責任。悔しい思いをした」と振り返る。「筋力が必要。自分自身の体を変えなければいけなかった」。熱心に体幹トレーニングに励んだ。

 「僕だけじゃない。牧場、厩舎スタッフみんなが最大限の努力をしてきた」。陣営はレース当週の調教から舌を縛り、操縦性を高める工夫を施した。効果は抜群で、課題だった折り合い面の不安はなくなった。距離が延びる菊花賞へ、夢が広がった。

 この日は角居師が不在のため、菊花賞出走は明言されなかった。それでも福永は、「この距離で結果が出せたことは今後につながる。これからは自信を持っていける」と距離延長に手応えをつかんだ。出走すれば1強状態は間違いない。今後の動向から目が離せない。

 ◆エピファネイア 父シンボリクリスエス 母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)栗東・角居厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績7戦4勝 総獲得賞金2億5178万3000円。

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