【カンナS】エクスペリエンス順調 超小さいけれど期待はデカい

[ 2013年9月11日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=10日】午前5時馬場も今週が最後。眠い目をこすりながらも小田は驚いた。「涼しい…」。南スタンドの気温計は19度。函館遠征組も続々と帰厩し、秋本番の活気だ。鹿戸雄師の姿を見つけ、小走りで駆け寄った。カンナS(16日)に登録したエクスペリエンスの前走・函館未勝利戦(1着=芝1200メートル)が衝撃的だったからだ。

 函館終盤戦は雨にたたられ、当日は重馬場。384キロの超小型馬につらいはずだが3番手から豪快に突き抜けた。「小さな馬なので、あそこまで馬場が悪くなると正直厳しいと思っていたが…。能力がある」と指揮官。父ステイゴールドの現役時の最低体重(408キロ)をも下回るミニサイズだが素材はA級。「函館から戻った後も順調。本来は今の中山のような軽い芝が合うタイプ」。より適したコースで、その走りが楽しみだ。

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2013年9月11日のニュース