フジノウェーブ引退 JBCスプリントなど重賞9勝

[ 2013年9月11日 06:00 ]

今年3月の「東京スプリング盃」で同一重賞4連覇を達成したフジノウェーブ

 G1「JBCスプリント」をはじめ重賞9勝を挙げた11歳馬、フジノウェーブ(大井・高橋三)が現役を引退する。10日にTCKが発表したもので、今後は大井競馬場の誘導馬を目指す。

 同馬は04年秋に笠松でデビューした芦毛馬。05年に大井へ移籍。07年には地元開催の「JBCスプリント」で、史上初の地方馬JBC制覇を成し遂げた。今年3月に行われた「東京スプリング盃」では同一重賞4連覇、11歳馬重賞Vの偉業を達成。共に南関東初の快挙だった。引退レースとなったのは8月28日の「スポニチ盃アフター5スター賞」。レース後(12着)、右第一指節種子骨剥離骨折、種子骨じん帯炎を発症したため、この日登録を抹消した。

 故障の回復を待って引退式を実施する予定で、年末を見込んでいる。

 ▼高橋三郎師 長い間、厩舎を支えてくれて感謝しています。こういった馬にはなかなか出合えない。今後は誘導馬としてファンに喜んでもらえる存在になってほしい。

 ▼御神本訓史騎手 ここまで自分を成長させてくれた1頭。本当にいろいろな経験をさせてくれてありがとうと伝えたい。長い間、お疲れさま。

 ◆フジノウェーブ 父ブラックタイアフェアー 母インキュラブルロマンティック(母の父ストップザミュージック)牡11歳 大井・高橋三郎厩舎所属 馬主・大志総合企画 生産者・北海道浦河町の笹島政信氏 戦績59戦23勝 総獲得賞金3億8949万4000円。

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2013年9月11日のニュース