【多摩川・ウェイキーＣ】吉田が６年ぶりＧ１優勝

多摩川で６年ぶりのＧ１制覇を果たした吉田

　ボートレース多摩川のＧ１「開設５９周年記念ウェイキーカップ」は１０日の１２Ｒで優勝戦が行われ、吉田弘文（３６＝岡山）がインから逃げ切って快勝。０７年４月のびわこ周年記念以来、６年５カ月ぶり２回目（通算４７回目、当地３回目）のＧ１優勝を飾った。

　表彰式で優勝賞金９００万円の賞金ボードを掲げて「冷静に、冷ややかに行けた」と安どの表情。今年はこれまでＧ１で３回優出したが「大事なところでアップアップしていた」と頂点に届かなかった。「弟子や後輩のためにも師匠が慌ててしまったらいけない」と“自己改革”。プロペラ調整をせず、エンジン整備だけのスタイルも円熟味を増してきた。

　獲得賞金ランキングは１７位に浮上。年末の賞金王決定戦への意気込みを聞かれ「リップサービスで言ってほしいのかもしれないが、一走ずつ能力に応じたレースをするだけ」とらしさ全開だった。