【青葉賞】ヒラボクディープ 抜け出し初重賞、ダービー切符ゲット

[ 2013年4月28日 06:00 ]

青葉賞を制したヒラボクディープ(中央)と2着のアポロソニック(右)3着のラストインパクト

 「第20回青葉賞」が27日、東京競馬場で行われ、7番人気の蛯名騎乗ヒラボクディープが直線抜け出して重賞初制覇。頭差2着に逃げ粘ったアポロソニックとともにダービー(5月26日)優先出走権を獲得した。

 「カミノタサハラの分まで権利を獲りたかった」。検量室に引き揚げてきた蛯名は、同じ国枝厩舎に所属し、皐月賞4着後に屈腱炎が判明した“幻のダービー候補”の名を口にした。ヒラボクはそんな蛯名の落胆した思いを再び奮い立たせるような勝ちっぷりだ。粘るアポロソニックを力でねじ伏せた。

 「余裕を持って追い出せた。気持ちも体もまだ子供っぽいがダービーまでに良くなってくれれば」と同騎手。国枝師も「追い切りで放馬したように尻っぱねで騎手を振り落とそうとする癖があるが、本番と同じ舞台で勝てたのは大きい。タサハラの分まで頑張りたい」と夢を膨らませた。

 ◆ヒラボクディープ 父ディープインパクト 母キャットアリ(母の父ストームキャット)牡3歳 美浦・国枝厩舎所属 馬主・平田牧場 生産者・北海道日高町下河辺牧場 戦績5戦3勝 総獲得賞金7146万8000円。

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2013年4月28日のニュース