【天皇賞・春】フェノーメノ 初の長距離輸送クリア、悲願へ万全

[ 2013年4月28日 06:00 ]

悲願G1獲りへ京都への輸送をクリアしたフェノーメノ

 フェノーメノが難なく“第一関門”を突破した。大きな渋滞に巻き込まれることなく昼すぎに京都競馬場に到着。馬房でも終始落ち着いた様子だった。デビュー10戦は中山と東京。これまで長距離輸送の経験がなかったが、箕輪厩務員は「物おじしない性格なので心配していなかった。馬運車の中でも落ち着いていたよ」とこともなげに話した。

 前哨戦の日経賞を完勝して臨む大一番。もちろん意識するのは同期のゴールドシップだ。ダービーで先着(フェノー2着、ゴールド5着)して以来の対戦。箕輪厩務員は「コースや長距離の経験などは向こうにアドバンテージがあるが、古馬との対戦経験はこちらが1回多い。厳しい競馬をしてきたことがプラスに出るはず」と手応え十分。悲願のG1制覇に向け「状態面には自信がある。掛かるところがないし距離も心配していない」と力強かった。

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2013年4月28日のニュース