新旧大物揃い!国枝厩舎が来春盛り上げる

[ 2012年9月19日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=18日】3日間の変則開催明けで、火曜は全休日。今週の重賞出走馬のみが馬場入り可能で、人も馬もほとんど見当たらない。そんな中、寺下が南調教スタンドの4階まで駆け上がると、国枝師が普段通り愛馬の動きをチェックしていた。「おう、どうしたんだ。きょうは休みじゃないのか。俺は暇だから散歩しにきただけだぞ」。そう言いながらも、双眼鏡越しに熱い視線を送る。

 オールカマーに出走するマイネルキッツはWコースをサッと1周半。「9歳だし、俺と一緒で全然緊張感がない。いい頃はもっと体に張りがあったけどな」と控えめなトーンだ。だが、先週の新馬戦を快勝したマンボネフューの話になると、笑みがこぼれた。「デビュー前に稽古で乗った(横山)典はコディーノ(のちに札幌2歳S優勝)と同じぐらい走ると評価していたんだ」。来春のクラシックは関東馬が大いに盛り上げてくれるに違いない。

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2012年9月19日のニュース