【JDD】プレティオラス 南関一の脚見せる

[ 2012年7月10日 06:00 ]

<JDD>末脚勝負に徹するプレティオラス

 2角最後方、3角15番手から追い込み、東京ダービーを制したプレティオラスも強烈な個性の持ち主だ。1冠目の羽田盃では大きく離れた後方から3着。前走も大外から目の覚めるような末脚を繰り出した。馬名の意味はラテン語で「小さなご褒美」だが、大きな勲章を手にした。

 ピークの出来で臨んだ後だけに、消耗度もそれなりに大きかったが、しっかりと稽古をこなしながら回復。6日の最終追い切りに騎乗した矢野(レースは本橋)は「1週前(6月29日)は、まだ少し疲れているかなという感じだったが、今はダービーの出来まで戻っている」とコメント。史上最年少の32歳で東京ダービートレーナーとなり「責任感が今までより強くなった」と実感する森下師も「強力な中央のメンバー相手に南関一番の脚でどこまでやれるか。恥ずかしくないレースがしたいし、それだけの状態にある」と表情を引き締めた。今回も作戦は同じ。末脚勝負だ。

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2012年7月10日のニュース