佐賀から全国へ!挑戦続ける“真島父”

[ 2012年6月15日 06:00 ]

真島元徳調教師

 【地方競馬です!!】10日に福山競馬場で行われた重賞・西日本GPで、真島元徳調教師(52=佐賀)と大輔騎手(28=大井)の父子タッグが勝利を収めた。南関東リーディング5位(14日終了時点)と活躍する息子に負けじと、父もホームグラウンドの佐賀を飛び出し、小倉、園田、福山、川崎、北海道へ。全国を駆け回っている。

 13日に川崎競馬場で行われたG2関東オークス。パドックには愛馬ガルシーズンを見つめる元徳師の姿があった。佐賀所属馬が同レースに出走したのは6年ぶり。12着に敗れたが「ぶ厚い壁への挑戦だったが、遠征や強敵とのレースを経験することで馬は強くなる。それに馬に合わせたレースをと考えると、他場のレースも視野に入れることは大事」と師は言う。佐賀から全国区の馬を。九州でただ1つとなった地方競馬場の意地でもある。

 14日はG3北海道スプリントC(門別)でガルホームが9着。さらに同馬は、園田FCスプリント(21日)へ連闘の予定だ。今月中には休養中のウルトラカイザーも帰厩予定。「脚元さえ固まれば交流でもやれる力がある」と期待を寄せる厩舎のエースも、小倉遠征で力をつけて佐賀No・1に上り詰めた。

 強い馬づくりへの信念を抱き、日本中を駆け回るパワフルな“真島父”。17日の父の日を前に、頑張るお父さんから記者自身もパワーをもらった。(秋田 麻由子)

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2012年6月15日のニュース