【ヴィクトリアM】ドナウ“よれて”半馬身差2着

[ 2012年5月14日 06:00 ]

<ヴィクトリアM>2着のドナウブルー(左)

 ドナウブルーが直線坂上で外へ外へとよれていく。ウィリアムズが右からステッキを連打して矯正しようとするが、外へと進み続けた。ホエールキャプチャに半馬身及ばず2着。引き揚げてきた鞍上は真っ赤な顔で悔しさをぶちまけた。

 「真っすぐ走っていたら勝っていたんだ。肝心なところであんなによれるとは。もし右に他馬がいたら審議になっていた。もったいない競馬だった」。過去10戦は全て右回り。「1回でも左回りを経験していれば違っていたかもしれない」と続けた。

 金星は逸したが今回がG1初挑戦。「マイルはフィットしている。経験を積めば、いい競馬ができる」とウィリアムズは言う。左回りで真っすぐ走りきるという課題は残ったが、能力はG1級。悔しさは、全妹の桜花賞馬ジェンティルドンナがオークスで晴らしてくれるだろう。

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2012年5月14日のニュース