【仏1000ギニー】ディープ産駒、初の海外G1制覇!

[ 2012年5月14日 06:00 ]

仏1000ギニーを制したディープインパクト産駒のビューティーパーラー

 フランス1000ギニー(日本の桜花賞に相当、13頭=1頭取り消し)が13日(日本時間同日午後)、ロンシャン競馬場で行われ、スミヨン騎乗のディープインパクト産駒ビューティーパーラー(ルルーシュ)が快勝、1冠を手にした。ディープ産駒の海外G1制覇は初めて。ジェンティルドンナに続き、日仏の“桜花賞”をディープ産駒が制した。

 中団待機から直線で早めに外に出し、2着アップに1馬身差をつけて押し切り。前哨戦のグロット賞(G3)を4馬身半差で圧勝した勢いそのままに4戦無敗で頂点に立った。スミヨンは「僕は日本で乗ったこともあるので、ディープインパクトの子で勝てたことは凄くうれしい」と語った。次走は仏オークス(ディアヌ賞=6月17日、シャンティー)の予定。

 また、仏2000ギニー(日本の皐月賞に相当)に、同じくスミヨン騎乗で出走したハットトリック産駒ダビルシム(フェルラン)は直線で不利を受け6着に敗れ、G1・3勝目はならなかった。

 ▼池江泰郎元調教師(スポニチ本紙評論家=現役時のディープインパクトを管理) 日本人として、日本馬のディープインパクト産駒がいつか海外G1を勝ってほしいと願っていたが、その前に欧州のディープ産駒が勝ってしまったね。凄いことをやってのけた。世界レベルの血統だと証明してくれた。4戦無敗でのG1制覇は父と同じ。ビューティーパーラーという馬名もいいね。

 ◇仏1000ギニー(G1、芝1600メートル)
 (1)ビューティーパーラー(スミヨン)1分37秒15
 (2)アップ 1馬身
 (3)トピカ 1馬身3/4

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2012年5月14日のニュース