【全プロ記念SPR賞】再発走も伏見まくりV

[ 2012年5月14日 06:00 ]

スーパープロピストレーサー賞で優勝し、笑顔を見せる伏見

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が13日、前橋競輪場で行われた。11R・スーパープロピストレーサー賞は伏見俊昭(36=75期)が最終Bからまくって優勝、賞金310万円を獲得した。

 近畿勢、福島勢、関東勢による三分戦はスタートけん制で再発走、そして残り2周で木暮安由と佐藤慎太郎が落車する激しい流れとなった。その中で伏見は「成田君が頑張ってくれたし、前橋ドームは前々と攻めて内にいれば何とかなる」と冷静にレースを運び、初日に続くまくりで1着ゴールした。

 審議対象となったことで「(判定は)どうかな…」と待った後に優勝の決定放送。ビッグレースではないが「きっちり勝てたことがうれしい。(今後に)弾みもつくと思う」とホッとした表情で喜びを語った。3月・熊本ダービー王の成田に任せて1着を獲ったことは今年後半戦の伏見の走りにつながるとともに福島勢の戦法の幅も広がるはずだ。

 14日は第21回寛仁親王牌(7月13~16日・弥彦競輪場)の出場権、シード権を懸けた「第59回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き前橋で開催される。

 ◆SPR賞VTR 成田―伏見―佐藤―平原―木暮―飯嶋―川村―村上―市田。残り3周すぎに川村が上昇すると平原と成田も踏み出し、成田が川村の番手。残り2周前に佐藤と木暮が落車。川村―成田―伏見―飯嶋…となる。成田が仕掛けると川村が併せて不発。伏見がBからまくる。

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2012年5月14日のニュース