【ジャパンＣ】ミスターＸ　ヴィクト地力信頼！

　東京メーン１１Ｒ・ジャパンＣ（Ｇ１）は、世界を制したヴィクトワールピサの地力を信頼する。今春のドバイワールドＣで世界一の称号を手にしてからは、海外遠征中のアクシデントでレースを使えずに終わっているが、この中間はここ目標に順調に攻め馬を消化。久々でも力を出せる仕上がりだ。

　府中は昨年のダービー、ＪＣでともに３着と勝ち切れないレースが続くが、敗因はハッキリしている。ダービーは上がり３Ｆが３３秒４と究極の瞬発力勝負になり、流れが合わなかった。ＪＣは初の海外遠征帰り直後のレースで、初の国内の強豪牡馬との一戦。そこで３着だったのはむしろ評価するべきだ。暮れの有馬記念を勝って以降は本格化を印象づける走りで３連勝。久々を嫌われてオッズが急落している今回が最大の狙い頃だ。

　展開も後押し。逃げ候補が外国馬の２頭だけに、ペースは読みづらいが、自在性のあるヴィクトワールなら流れを見て仕掛けられる。土曜に府中で騎乗した某ジョッキーは「内側は見た目ほど悪くないし伸びるね」と馬場状態について話していた。日本の有力馬は後方待機勢が多く、大外に持ち出して追い込んでも、末脚不発に終わる可能性も十分。先行力のあるヴィクトワールがロスなく立ち回って、そのまま粘り込むシーンも十分ありそうだ。

　３連単（８）１着固定で相手（２）（６）（７）（１３）（１５）（１６）の３０点。