【日本選手権】浦田08年以来の優出なるか!?

[ 2011年11月5日 06:00 ]

<日本選手権>08年以来の優出を目指す浦田

 予選クリアの32人が、きょう4日目9~12Rの準決勝戦(4100メートル=8周)で激突する。準決11Rの本社本命は、10月に当地G1オート祭を制した浦田信輔(38=飯塚)。相性抜群の走路で08年(山陽)以来4回目の選手権優出を目指す。なお、他の準決の本社本命は9Rが選手権連覇を狙う永井大介、10Rが予選全勝突破の有吉辰也、12Rが全国ランク1位の貫禄を示す高橋貢だ。

 予選ラスト走となった3日目12R「スーパーライダー戦」で浦田は1枠から「悪くない」スタートを決めながら有吉、岩崎に先手を奪われた。それでも、4周1コーナーで岩崎をさばいて2番手へ。「(有吉を)追う強みはあった」と追い上げ態勢を整えたかに思われたが、結局は2着のままゴールラインを通過した。

 レース後は「もう少し(有吉を)詰めたかった」と唇をかんだ浦田。それでも手応え自体は「回転の上がり方も手前の感じも良かった」と心配なさそうな様子。自身が「もうひとかき」と表現した不足分は、やはりタイヤの影響が大きかったようで「あす(4日目)は勝負タイヤ!」と言い切った。

 06年4月に当地開催のオールスターを制して以来、約5年半もSGタイトルから遠ざかっているが、直近の当地G1であるオート祭で圧倒的なパワーを披露した実績は無視できない。

 「スタートは過信できないけれど、しっかりと切っていきたい」と表情を引き締める浦田が、問答無用の走りで“8強”入りを決める。

 準決組では有吉の充実ぶりが素晴らしい。さらに、永井、高橋貢ら主力クラスもそれぞれ課題は残しながら人気を背負いそうなムードだ。

 3日目に気配を上げてきたのは中村、早川、平田、岩崎、青木治、久門、木村、森ら。

 なお、SG連覇を目指していた金子は、3日目6Rの1周1コーナーで反則妨害を取られて勝ち上がりの権利を失った。さらに同レースの1周4コーナーでは4車が落車、競走不成立となった。

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2011年11月5日のニュース