【ＣＢＣ賞】ホワイティ絶好調！剛脚全開で降級阻止だ

＜ＣＢＣ賞＞坂路を単走で追い切るエーシンホワイティ

　「ＣＢＣ賞」の木曜追いが行われ、エーシンホワイティが栗東の坂路を力強く駆け上がり、好調をアピール。ベストの距離で復活Ｖを目指す。

　エーシンホワイティは坂路単走。最初の１Ｆを１３秒８で入ってエンジンを掛けると、そこからグングン加速。次の２Ｆ目が１２秒６とスピードに乗り軽快なリズムを刻む。最後の２Ｆも１２秒１―１２秒４と勢いそのままに力強いフットワークで駆け上がった。手綱を取った北村友は絶好の感触を伝えた。

　「めっちゃ良かったですよ。気持ち良く走らせるような感じ。それでこの時計（４Ｆ５０秒９）ですから。状態の良さは見ての通りですね」

　昨年のＮＨＫマイルＣ６着から約１０カ月ぶりに復帰したオーシャンＳは１２着。「ちょっと太く感じた」と北村友が振り返ったように末脚に本来の切れがなく、勝負どころでもたついた場面もあった。その後のオーストラリアＴ、テレビ愛知オープンも馬体重（４８８キロ）こそ変わらないものの「コンパクトにまとまって凄くいい感じになった」と上積みを強調。北村友は復活Ｖに向けて確かな手応えをつかんでいる。

　「ゲートも進歩していますね。ハンデの５６キロは妥当だと思いますし、力を十分に出せる出来ですよ」

　前走は好スタートを決めて５～６番手から。１Ｆ延長にもしっかり折り合いはついた。直線では馬群をさばきながら追い込んで、最後は勝ち馬と鼻差。この内容には、松元師が「あとちょっとだったけどね。競馬のときに落ち着いていたのも良かった」と悔しげな表情を見せながらも、収穫を得た様子。そして「今回は距離が短くなるのがいい。１２００メートルがベストでしょう。ファルコンＳも勝っているから」とプラス材料もアピールした。

　４歳馬のため、このままでは翌週に収得賞金が半減して準オープンに降級する。重賞戦線で戦っていくためにも、ここは陣営にとって勝負の一戦。剛脚全開の態勢は整っている。