【エプソムＣ】東京未勝利も…丸山「坂が駄目という感じない」

＜エプソムＣ＞セイクリッドバレーでエプソムカップに臨む丸山元気騎手

　「エプソムＣ」で前走・新潟大賞典に続く重賞連勝を目指すセイクリッドバレー（牡５＝高橋祐）。ターフライターの平松さとし氏の「キーマンの懐へ」は、手綱を取る丸山元気騎手（２０）に迫った。

　――セイクリッドバレーには前走（新潟大賞典１着）で初騎乗。調教でもまたがっていたんですよね？

　丸山　騎乗依頼をいただいた後、１度だけ普通キャンターで乗りました。特に癖もなくて良い馬だと感じました。

　――レース当日の雰囲気はどうでしたか？

　古馬なので、それなりに落ち着いていて、良い雰囲気だと感じました。返し馬もスムーズで、これなら十分にチャンスがあると思いました。

　――スタートは出たけど無理には行きませんでした。

　（高橋裕）先生からは「少し前で……」と言われていました。でも、周囲の馬が速くて、思った以上に後ろになりました。

　――３コーナーでは一瞬、前が詰まりそうになった。

　前が遅くなったので少しブレーキをかけました。すぐに指示に従ってくれたし、掛かって突っ込んで行ったわけではないので心配はしていませんでした。

　――ただ、直線に向いて前を捉えるのに多少もたついた感じ。

　並ぶまでちょっとフワッとしてしまいました。それで苦労したけど、つかまえられるとは思いました。

　――外からはマッハヴェロシティ（２着）も来ていましたが……。

　併せる形になればまた伸びるという感じの手応えが残っていました。だから、最後まで抜かれるとは思いませんでした。

　――全４勝中３勝が新潟で、東京は未勝利です。

　乗っていて坂が駄目という感じは受けません。東京は勝っていないと言っても好走歴はたくさんあるので心配していません。

　――丸山騎手自身が中間、風邪気味のようですね？

　週の頭に少し熱が上がってしまいました。でも、今は下がっていて問題ありません。競馬当日は万全の体調で乗るので期待してください。