【安田記念】ミスターX 4歳馬リディル“新星”に

[ 2011年6月5日 06:00 ]

 東京メーン11Rは安田記念。過去10年で馬券に絡んだ1番人気馬は09年Vのウオッカ、03年3着のローエングリンの2頭のみで、残りの8頭は5着以下に敗れている。波乱必至のG1と言えるが、1番人気が来ないのには理由がある。近年のマイル路線には確固たる馬がいないからだ。そのため、“繰り上がり”1番人気馬が多く、あっさりと敗れていく…。例年、人気ほど力差はなく、何が来ても不思議ではないG1なのだ。そこで攻めて勝負する。

 本命◎は4歳馬リディル。2歳時は未勝利→デイリー杯2歳Sを連勝して、春のクラシック候補との呼び声も高かった馬。だが、その後、左脚の骨折が判明し長期休養を余儀なくされた。今年1月に1年3カ月ぶりの復帰戦を迎えたが、オープン特別でいきなり2着に好走。力のあるところを証明した。その後は使われながら、競馬っぷりも安定。前走の谷川岳Sを勝って、念願のG1の舞台にたどり着いた。しかも、やや重でマークした1分32秒8の勝ちタイムは優秀。

 ハイレベルな4歳世代の素質馬がマイル路線の新星となるか。終わって見れば、やっぱりこの世代だったのかと言われるような気がしてならない。

 馬単(10)から(1)(3)(5)(8)(13)

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2011年6月5日のニュース