中央3400勝!武豊「1勝の重み感じている」

[ 2011年6月5日 06:00 ]

<湘南特別>ランリョウオーで制し、JRA通算3400勝を達成した武豊騎手

 武豊騎手(42)が東京10Rをランリョウオーに騎乗して勝ち、史上初のJRA通算3400勝を達成した。1万6516戦目。JRA重賞は270勝(うちG1・65勝)。ホッとした気持ちを素直に言葉にした。「少しもたついたが達成できて良かった。上半期はいい仕事ができていないし最近は1勝の重みも感じている。それだけにうれしい」。昨年3月の毎日杯で落馬、鎖骨骨折の重傷で約4カ月間、戦線を離脱した。復帰後、以前のような白星量産とはいかなくなったが、ここ一番の集中力は変わらない。スタンドからは「武さん、これからも頑張って!!」とファンからの声援が飛んだ。

 騎手時代の後輩である千田師が3400勝のボードを掲げる前で、さらなる活躍を誓った。「日本は今、大変だが僕なりに頑張りたい。安田記念もここ(お立ち台)に立ちたい」。第一人者の闘志は決して衰えることはない。

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