【日本ダービー１週前追い】オルフェさらに良化

＜日本ダービー＞順調な調整ぶりのオルフェーヴル

　来週末に迫ったダービー（２９日、東京）の１週前追い切りが１８日、美浦、栗東両トレセンで行われ、皐月賞馬オルフェーヴル（牡＝池江）は坂路併せ馬で４Ｆ５１秒７～１Ｆ１２秒４。池添は余すことなく感触を伝えた。「年明けからコンスタントに使ってきたので皐月賞の出来をキープできていれば…と思っていた。走りに柔らかみがあって、いい反応。さらに良くなっている印象だね」

　先行するヘヴンリーブリス（３歳未勝利）に並んでからもじっと我慢。ゴーサインを受けてからスッと２馬身前へ抜けた。気性面の成長もうかがえる。鞍上は「前走でも何回か行きたがっていたけど馬込みの中で我慢してくれた。距離に関しては心配していない」と断言した。

　とはいえ、受けて立つ余裕は見せない。池添は「今回はスタンド前のスタート。落ち着いてくれていれば」と懸念を示す。池江師は「皐月賞は特殊な重い馬場。泣かされた馬が今度は浮上してきますよ」と警戒心を強めた。隙を見せない厳しい姿勢で２冠を目指す。