JRA 携帯&電投での馬券発売を今週末再開

[ 2011年3月30日 06:00 ]

 JRAは29日、今週末(4月2、3日)の開催から携帯電話、固定電話回線での投票を再開し、全ての電話・インターネット投票を通常通り発売すると発表した。小畠薫理事は「被災地の通信機能は9割復旧し、その他の地域では完全に復旧している」と再開の理由を説明。これにより、先週まで中止していたIPAT(携帯)、PAT、ARS方式(全購入者の約35%)が購入可能となる。

 現在発売を中止している東北、関東の競馬場、ウインズなど26の事業所について再開時期は未定。同理事は「発売するとなれば、余震時にお客さまを安全に避難させなければならない。(1事業所だけを開いて、客が)殺到するのを避ける必要があり、ある程度同時に開ける必要がある。できるだけ早い段階で発表したい」と話した。

 また、4月4日以降、毎週月曜日に限定して関東など一部事業所で平日払い戻しを再開する。午前10時~午後4時まで実施。ただし、計画停電が行われた場合、その時間帯および前後1時間程度中止する。

 JRAは19~27日までの5日間行われた「東北関東大震災被災地支援競馬」で11億3814万円余を拠出。さらに岩手県競馬組合へ5000万円を拠出した。また、桜花賞当日(4月10日)の12R「第18回マーチS」を「被災地支援競走」として施行する。売得金の5%相当額を被災地支援のために拠出。当初予定していた「JRAプレミアムレース」としての実施を取りやめる。

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2011年3月30日のニュース