トーセンジョーダン裂蹄で皐月賞ピンチ

[ 2009年2月19日 06:00 ]

 8日の共同通信杯で2着したトーセンジョーダン(牡3=池江寿)が右前裂蹄のため、クラシック1冠目の皐月賞(4月19日、中山)を見送る可能性が出てきた。18日、池江寿師が明かした。

 「レース後に右前の蹄がかなり深く裂けて出血していた」(同師)状況で、現在は放牧先の宮城県・山元トレセンでも乗り出していない状況。このまま治療を続け、皐月賞をパスし、ぶっつけでダービー(5月31日、東京)出走となりそうだ。同馬はデビュー2戦目から3連勝を飾り、前走の共同通信杯ではブレイクランアウトの2着に入り、賞金を加算。牡馬クラシックの有力候補と目されている。
 ▼池江寿師 皐月賞は目標にしているが、今の感じなら間に合うかどうか分からない。ダービーならじっくりいっても間に合うので…。
 ▽裂蹄 蹄の外側にあたる蹄壁が裂けた状態で、主に蹄底(接地面)から上部へ向かって裂ける。冬季の乾燥などが原因で起こりやすい。亀裂が浅いものを表層裂、知覚部まで達しているものは深層裂と分類される。深層裂の場合は出血や痛みを伴い、ハ行を発症する。

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2009年2月19日のニュース