スピード満点!!ブロッケン/フェブラリーS

[ 2009年2月19日 06:00 ]

<フェブラリーS>坂路を駆け上がるサクセスブロッケン

 フェブラリーSの追い切りが行われ、勢いある4歳勢ではサクセスブロッケンがキビキビした脚さばきで状態の良さをアピールした。

GOLDENサーキット開催中!週末はスポニチオリジナル単勝支持率をチェック!

 ダート路線トップの分厚い壁を打ち破れるか。昨秋から年長世代相手のG1にフル参戦してきたサクセスブロッケンにとってカネヒキリ、ヴァーミリアンの7歳2強は何としても負かしたい存在。ここ2走の東京大賞典、川崎記念も3着続きと崩れてはいない。その差をいかに埋めるかが今季のテーマ。藤原助手の言葉にも自然と力がこもる。
 「常にチャンスはあるんだけど、それを生かし切れていない。今年は何とかいい結果を出したいね」
 追い切りは松田(レースは内田)を背に坂路単走。テンはゆったり入って徐々にペースアップすると、最後までキビキビ動いて4F53秒4~12秒9を刻んだ。時計が示す以上のスピード感が伝わり、素軽い身のこなしが出来の良さを感じさせる。手綱を取った松田は「先週より馬がやる気になっているし、状態はいいと思いますよ」と報告。藤原助手も好感触を伝えている。
 「動きはまずまず。この中間も順調に来ているし、具合は変わりなくいいよ。使い込んで、だいぶしっかりしてきたね」
 2強ムードが支配している今年の冬の大一番だが、4歳勢も負けていない。カジノドライヴやエスポワールシチー、キクノサリーレといったタレントぞろいの世代をリードしてきたのがサクセスブロッケンだ。打倒2強の最短距離にいると言っても過言ではない。藤原助手が続けた。
 「地方の深い砂でやるより東京の方がいいだろうし、広いコースでのびのび走れそうだね。距離もマイルなら折り合いが楽。競馬はしやすいと思うよ」
 東京ダートのマイル戦は1年前に圧勝したヒヤシンスS以来となる舞台。以降、強敵にモマれて経験を積み、どれだけ成長したか。この1年の成果が、ここではっきりする。

続きを表示

2009年2月19日のニュース