合田氏　全米２歳女王Ｋダービーへ正念場

　【合田直弘の海外ターフ事情】昨年の全米２歳女王で、今季初戦となった２月７日のＧ１ラスヴァージネスＳも快勝したスターダムバウンド（牝３歳）に、ケンタッキーダービー参戦プランが浮上して話題となっている。爆発的な末脚を武器に、目下Ｇ１・４連勝中。３歳３冠へ向けた第１次登録は１月２４日に締め切られたが、４０１頭のエントリーリストに彼女の名前もあることが確認されており、陣営では早くから牡馬への挑戦を考えていたようだ。

　アメリカでは１２日からダービーへ向けた第１回前売りがスタート。スターダムバウンドは主催者発表のオッズで「その他の馬」というくくりを除けば、１月３０日にガルフストリームパークで行われたＧ２ハッチスンＳを快勝したキャプテンキャンディマンキャン（牡３歳、単勝１１倍）に続く、２番人気（単勝１３倍）に支持されている。
　ケンタッキーダービーに先駆けて、まずは４月４日に行われるＧ１サンタアニタダービーで牡馬と対戦予定のスターダムバウンド。同レースには、今月７日にサンタアニタで行われたＧ２ロバートルイスＳの勝ち馬で、ダービーを目指す西海岸の代表格と目されるパイオニアオヴザナイル（牡３歳）も参戦予定で、まずはここが彼女にとっての正念場となりそうだ。（競馬評論家）