「ばけばけ」錦織闘病 吉沢亮が衝撃の1カ月で13キロ減量 壮絶役作り「驚き」「尊敬」制作陣語る裏側

[ 2026年3月9日 08:15 ]

連続テレビ小説「ばけばけ」第111話。病と闘う錦織友一は痩せ細り…吉沢亮が約1カ月間で約13キロの減量を敢行(C)NHK
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 女優の髙石あかり(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第111回が放送され、英語教師レフカダ・ヘブンの親友・錦織友一役を好演している俳優の吉沢亮(32)が第19週(2月9~13日)以来4週ぶりに再登場した。ラスト約30秒、映し出されたのは病と闘い、げっそりと頬が痩(こ)けた姿。その変貌ぶりに、インターネット上には衝撃が走った。吉沢は出番のなかった「熊本編」の約1カ月間で、制作陣も驚く約13キロの体重減を敢行。制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(CP)と第23週を担当したチーフ演出の村橋直樹監督に撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。

 第111回は、松野トキ(髙石あかり)とレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の長男の名前が「勘太」に決まる。トキとヘブンは正式に結婚し、家族になるため籍を入れることに。どちらかが国籍を変えるしかない。トキがイギリス人に?ヘブンが日本人に?2人はどちらの国籍を選ぶのか…という展開。

 ヘブンはイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)に返事を書く。

 「子どもが生まれ、新しい人生を歩き出した。私の役目は、息子や妻やカゾクの幸せを守ることになった。イライザ、長いこと待たせたが、フィリピン行きはあきらめたよ。つまり、物書きとしての私は…死んだ」

 そして、家族に「ワタシ、ニホンジン、ナリマス」と宣言した。

 一方、松江の錦織は咳き込み、喀血(かっけつ)。くず入れは血のついたちり紙の山。台詞はない。ヘブンを見送りに船着き場へ行かなかった第95回(2月13日)より体調は芳しくないようだ。

 錦織役のモデルとなったのは、島根の教育者・西田千太郎。八雲とセツさんの媒酌人も務めた、公私にわたる親友。結核を患い、1897年(明治30年)に34歳の若さで天に召された。

 病にかかる設定も含めて錦織役を吉沢にオファー。その時点で「吉沢さんから、減量のために最低1カ月は撮影期間を空けてほしいという条件を頂いていて、実際に1カ月近くスパンを置きました。松江編でも少しずつ細くなっていて、撮影がなかったその1カ月の間に約13キロ痩せたということです。もちろんトレーナーさんが付いていて、安全な範囲内ですが、久々にお会いした時は我々も心配するぐらい。声もかすれていて、吉沢さんも(減量は)つらいとおっしゃっていましたが、目の奥の輝きは増していて、精神はより研ぎ澄まされている。鬼気迫るものを肌で感じました」。今作においては英語マスターに続き、肉体改造。橋爪CPも吉沢の役者魂に敬意を表した。

 吉沢が歌舞伎俳優役で主演を務めた映画「国宝」は興行収入200億円超えのメガヒット。邦画実写映画の歴代興収1位の記録を22年ぶりに塗り替えた。

 村橋監督も「いわば2025年の顔ですよね。その彼が年明け早々1月2日から体を絞るために始動したとうかがって、ストイックな取り組み方には尊敬の念しかありません」と“最敬礼”。

 年末の段階で6~7キロ減量していたというが、そこから最終的に約13キロ減。「想像を超えた痩せ方で、正直、相当驚きました。最後は“水抜き”(ボクサーらが用いる減量方法)に挑んだようで、特に唇の水分が抜けきっていました。声も本当に病気の人のようで、少し聞き取りにくい台詞もありますが、オンエアはそのまま使っています」。当初は痩せたことが強調されるように、少し大きめの衣装を検討したが「そんな小細工は必要ありませんでした」と明かした。

 無事、食事制限が解かれると「胃に優しい雑炊から食べて、とみんなで労いました」(橋爪CP)という。

 吉沢の顔を映さず、背中だけだった次週予告はこのため。SNS上には「えっ、錦織さん…」「痩せていて、一瞬誰か分からなかった」「衝撃の激ヤセ、錦織さん。視聴者、皆絶叫しているぞ!」「吉沢亮さん、流石としか」「短期間で痩せこけた吉沢亮さんの役者魂」などと心配や役作りへの絶賛の声が相次いだ。

 第20週(2月16~20日)からの新章「熊本編」に入る前、橋爪CPは「錦織はなぜ船着き場に来なかったのか。純粋に体調の問題だけだったのか。ヘブンとの友情はどうなるのか。彼にとって一番の幸せとは何なのか。この先、描いていきますので、視聴者の皆さんも錦織の人生に思いを巡らせていただけるとうれしいです」と予告。再び訪れた“錦織ターン”。一挙手一投足に目を凝らしたい。

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