加藤一二三さん 各界から追悼相次ぐ 栗原類「収録で…」 作家・志茂田景樹氏、白鳥士郎氏も偲ぶ

[ 2026年1月22日 15:46 ]

2017年、引退会見で手を振る加藤一二三さん
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 将棋界で最高齢勝利、現役勤続年数、通算対局数など数々の記録を持ち、晩年は「ひふみん」の愛称で親しまれた、将棋棋士の加藤一二三(かとう・ひふみ)さんが22日午前3時15分、肺炎のため86歳で死去した。福岡県出身。戦前生まれ最後の名人経験者だった。訃報を受け、各界から追悼が相次いだ。

 中原誠十六世名人は将棋連盟を通じ、「加藤一二三さんの悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼。「加藤さんとは、名人戦はじめ各タイトル戦で随分と戦いました。第40期名人戦では七番勝負が十番勝負となり、私が敗れて、残念で忘れられないシリーズとなりました」と加藤さんとの対局を振り返った。

 現役最年長のお天気キャスター・森田正光は自身のXに加藤さんとの2ショットを掲載し、「加藤一二三先生がお亡くなりになられました。三鷹に住んでいた頃、着物姿で電車を待つ先生を駅でお見かけした時、貫禄とはこういうものかと思った記憶があります。ご冥福をお祈りします」としのんだ。

 将棋を題材にしたライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の作者・白鳥士郎氏はXで「加藤一二三先生には『りゅうおうのおしごと!』1巻に推薦コメントをいただきました」と書き出し、「まだ何の評価も得ていない、ライトノベルという世間的には低く見られるような作品に対しても、寛容な心と深い愛情をもって接してくださいました。ありがとうございます」と感謝をつづった。そして「棋士として誰よりも長く戦いに明け暮れた加藤一二三先生の、天国での平安をお祈りいたします」と悼んだ。

 羽生善治九段はXを通じて「加藤一二三先生の御帰天の報に接し、心から哀悼の意を表します。加藤先生と出会えたことを神に感謝致します。どうぞ安らかに憩われますよう 心よりお祈り申し上げます」と故人をしのんだ。

 モデル、俳優の栗原類は加藤さんとフジテレビ系「アウト×デラックス」で共演。Xを通じ「“アウトxデラックス”で朗らかに話す姿にスタジオの皆さんは常に笑顔と笑いで溢れていました。僕も毎回収録でお会いできるのを楽しみにしていました。加藤一二三さんのご冥福をお祈りします」と追悼した。

 作家の志茂田景樹氏はXに「孤高の天才棋士加藤一二三さんが亡くなられた。僕は日本将棋連盟からアマ4段の免状を戴いているが、実力は初段以上2段以下、その僕と同学年の早生まれ同士で気になる人だった。大山・升田の熱血対戦の陰に隠れがちだったが、柔軟と剛直が千変万化するような棋風が魅力だった。ご冥福を切に祈る」とつづった。

 脳科学者の茂木健一郎氏はXで24年3月の投稿を引用し、「加藤一二三さんのご逝去の報に接し、深いかなしみを感じています」と追悼。「さまざまなお話をさせていただきましたが、人工知能について、「私は人工知能には負けません」と何度うかがっても断言されていたこと、強く印象に残っています。人間の力を信じる、魂の底からの楽観論がそこにはありました」などと印象に残ったやり取りを明かし、「ここに、たくさん教えていただいたこと、親切にしていただいたことに深く感謝するとともに、その魂の御冥福を、心からお祈りいたします」と別れをしのんだ。

 俳優のつるの剛士はツーショットを公開し、「加藤一二三先生の訃報に接し深い悲しみに包まれております。対局やご指導はもちろん、バラエティ番組や自分のコンサートにもゲストでお越しくださるなど各所で大変お世話になりました。いつも優しい笑顔で見守ってくださった加藤先生に心より感謝申し上げますとともに、永遠の平安のうちに包まれますようお祈りいたします」と悼んだ。

 俳優の瀬戸康史は、加藤さんと同じ福岡県嘉麻市出身。Xで「加藤一二三さん。地元が一緒で、お会いした時にはそんな話で盛り上がりました。ご冥福をお祈りします」と追悼した。

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