藤井王位 第1局最長考79分の「ぶつけ」に自ら疑問符 3局連続千日手の熱戦を制すも反省

[ 2025年7月6日 20:56 ]

王位戦第1局で永瀬拓矢九段(右)に勝利し、感想戦を行う藤井聡太王位
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 将棋の藤井聡太王位(22)=王将など7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第66期王位戦7番勝負第1局は6日、愛知県小牧市「合掌レストラン大蔵」で2日目が指し継がれ、藤井が89手で制した。1日目午後、61手で両者の対戦では5月の名人戦第4、5局に続く3局連続千日手になった。藤井の先手番で指し直し、戦型は角換わり腰掛け銀へ進んだ。藤井が一時裸王になる危機もあったが、逆転勝ちした。

 「後手番なので千日手という結果自体は悪くない。(指し直し局は)形勢判断の難しい将棋だった」

 終局後、ポイントに挙げたのが50手目の局面。永瀬が自陣中央へ駒台から角を打って、角銀による藤井陣の突破を図った。

 「(自身に)手があるかなというつもりでやっていたが、それがどうだったか」

 今局最長1時間19分の考慮で4段目へ右銀を上がり、永瀬銀との交換を迫ってぶつけたが逆サイドへ攻め込まれた。攻め合ううちに自王の周囲からはカナ駒が消えた。その形勢判断に自ら疑問符をつけた。

 それでも、自陣から右桂を戦線へ繰り出した。細い攻めをつないで永瀬王への包囲網を築いた。

 15、16日に神戸市「中の坊瑞苑」で指される第2局も先手番となる。「しっかり準備して10日後をいい状態で迎えるようにしたい」。王位戦6連覇、渡辺明九段(41)と並ぶ歴代4位、通算31期目の獲得へ好発進した。大きな1勝にも、地に足のついた言葉が印象的だった。

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