仕事はやりきった 羽生善治会長 6月任期満了で退任 棋士専念でタイトル通算獲得数100期目指す

[ 2025年4月2日 05:30 ]

記者の質問に答える羽生善治会長
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 日本将棋連盟の羽生善治会長(54)は1日、次期役員を決める予備選挙(4月下旬実施)に立候補しないことを明らかにした。23年6月、17代会長に就任した羽生は2年の任期を終える今年6月に退任。以降は棋士に専念することになった。

 東京都渋谷区の将棋会館内で取材に応じた羽生会長は退任の理由として(1)昨年が連盟100周年の大きな節目となり、関連事業が今年3月31日で終了した(2)自分自身、会長の仕事はやりきったと感じた(3)今後は若い世代に運営を委ねたい――の3点を挙げた。

 退任を決めた時期については「かなり前。昨夏の常務会では(役員に)伝えました」と明かし、「棋士として活動することと、組織を発展させるのは両方大事。その中で何ができるのか、総合的に判断しました」と心境を吐露。後任は今月下旬に行われる予備選挙で選ばれた常勤理事の互選で、例年6月上旬開催の棋士総会時に決まる。具体的な後継者名は挙げなかったが「全般的な話として若い世代に頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 会長職と棋士の兼務は想像以上に厳しく、羽生自身も昨秋の王将戦挑戦者決定リーグでシードを失い、順位戦もB級1組から2組に降級した。その一方で王座戦では挑戦者決定戦に進出するなど、タイトル戦出場に近い棋力は維持している。6月の会長退任後は重責から解放されて棋士専念となり「まだ50代ですので、棋士として頑張っていきたいという意欲は持っています」と明言。マジック1と迫っているタイトル通算獲得数100期に向けては「自分なりに一生懸命頑張って挑戦していく姿勢を忘れずにいたいです」と前向きに話した。

 ○…連盟会長の業務は組織運営や棋戦協賛企業との交渉に加え、式典への出席など多岐にわたる。一般棋戦とタイトル戦の数は女流を含めると27。就位式や表彰式では壇上に立ち、スピーチや賞状授与などの役をこなさなければならない。昨年12月の達人戦では対局終了後に就位式に駆けつけ、式後は対局地へUターン。「このダブルヘッダーは初めての体験です」と話していた。

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