長塚京三 篠田正浩さん訃報に絶句「まだ信じられない…」監督作で主演「太陽のような笑顔が印象的だった」

[ 2025年3月27日 22:26 ]

長塚京三
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 「心中天網島」「瀬戸内少年野球団」「少年時代」など数多くの名作を残した映画監督の篠田正浩(しのだ・まさひろ)さんが25日、肺炎のために都内の病院で死去した。94歳。岐阜県出身。葬儀はすでに家族葬で執り行われ、後日「お別れの会」が開かれる予定。

 篠田さんがメガホンを取った97年公開の映画「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」で主演した俳優の長塚京三(79)は本紙の取材に「いつもとってもお元気な方だった。陽気で、変な言い方だけど太陽のような笑顔が印象的な方だった」としのんだ。

 「瀬戸内…」は阿久悠さんの小説「飢餓旅行」を映画化したもので篠田さんの「少年3部作」の三作目。

 阪神大震災のニュースを見ていた長塚演じる主人公が幼少期を回想して物語が始まる。「今年1月に震災慰霊式典を見て、監督のことを思い出したばかりでした。まだ訃報が信じられない」と言葉を失った。 

 同作のクランクイン直前に阪神淡路大震災が発生。「すぐに監督から招集がかかりました。被害の状況など何も分かっていなかったけれど、監督らと4人で向かい、神戸港で撮影をしたんです。その映像はラストシーンに使われていますが、(出来上がった映像を)見たときにジャーナリスティックな視点を持っている監督だと感じました」と振り返った。

 長塚の相手役を、篠田さんの妻で女優の岩下志麻(84)が務めた。「とっても仲が良くてうらやましいご夫婦でした。監督はとっても照れ屋で、僕らにはあまり言わないのに、志麻さんにはとても厳しくダメ出しをしていたことが思い出されます。でもいま思えば、二人でそういうお芝居をされていたのかなって、愛情の裏返しだったのかな」と回顧。「監督のはじけるような笑顔をもう見られないのかと思うと、力を落とさないでというのは難しいかもしれませんが、志麻さんに“気を落とさないで”と伝えたいです」とおもんぱかった。

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