篠田正浩監督死去 主演俳優から悼む声相次ぐ 本木雅弘「こんな大人になれたらと…」長塚京三、郷ひろみも

[ 2025年3月27日 22:39 ]

篠田正浩監督
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 「心中天網島」「瀬戸内少年野球団」「少年時代」など数多くの名作を残した映画監督の篠田正浩(しのだ・まさひろ)さんが25日、肺炎のために都内の病院で死去した。

 篠田さんは2003年公開の「スパイ・ゾルゲ」を最後に監督業を引退。同作は篠田さんが17年間温めてきた構想を映画化した渾身作で「これを最後に引退する」と表明し、作品に魂を込めた。妻の岩下がメーキング撮影を買って出て、最後の夫婦合作にもなった。

 「スパイ・ゾルゲ」で主演した俳優・本木雅弘は所属事務所を通じて「知的で自由人の風格があり、こんな大人になれたならと仰ぎ見る思いでおりました。当時、自分に『坂の上の雲』への出演の打診があり、ふとご相談をすると“演るなら弟の真之がいい、ちょっと哀しくて”と薦めてくださったことを思い出します」と悼んだ。

 また、2作で主演した郷ひろみは「僕が30歳の時に『近松門左衛門槍の権三』、33歳の時に『舞姫』で大変お世話になりました。毎回、郷ひろみのイメージと違うキャラクターを、つまりイメージを壊した役柄をスクリーンを通して、と仰っていました」と所属事務所を通じてコメント。「監督が生前、年齢を重ねた郷ひろみを撮ってみたいと仰っていただいた事が実現出来なくなり、寂しいです。こころよりお悔やみ申し上げます」と心情を明かした。

 97年公開の映画「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」で主演した俳優の長塚京三(79)は本紙の取材に「いつもとってもお元気な方だった。陽気で、変な言い方だけど太陽のような笑顔が印象的な方だった」としのんだ。篠田さんと女優・岩下志麻夫妻を「とっても仲が良くてうらやましいご夫婦でした。監督はとっても照れ屋で、僕らにはあまり言わないのに、志麻さんにはとても厳しくダメ出しをしていたことが思い出されます。でもいま思えば、二人でそういうお芝居をされていたのかなって、愛情の裏返しだったのかな」と回顧。「監督のはじけるような笑顔をもう見られないのかと思うと、力を落とさないでというのは難しいかもしれませんが、志麻さんに“気を落とさないで”と伝えたいです」と気遣った。

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