松坂桃李、父として教育問題に関心 「御上先生」を通じて心境に変化「子供が大きくなったら伝えたい」

[ 2025年3月17日 08:02 ]

日曜劇場「御上先生」第9話。御上孝(松坂桃李)(C)TBS
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 TBS系日曜劇場「御上先生」主演で注目を集めている俳優・松坂桃李(36)。学園ドラマながら、地上波連続ドラマとは思えないほど社会問題に切り込んだ内容が話題だ。演じる御上孝の言葉を通じて、放送毎に視聴者に“気づき”を与えている。松坂自身は、昨今を取り巻く社会問題・教育をどう見ているのか。スポニチアネックスの取材に「父として教育に関心を持つようになりました」と今の思いを打ち明けた。(中村 綾佳)

 「バタフライ・エフェクト」「パーソナル・イズ・ポリティカル」など聞きなじみのない言葉が登場し、その意味を社会全体に投げかけている同作。社会における男女格差や、教科書検定問題、ヤングケアラーにも踏み込んだ内容に、毎回ハッとさせられる。

 これらの問題に、文科省の官僚・御上が赴任した隣徳学院の生徒たちが対峙する。御上は生徒から疑問を投げかけられるたびに「考えて」と答え、生徒たちの主体性を育んでいる。

 「たった3文字ですが、生徒たちの物語が進むにつれて“考えて”のニュアンスが少しずつ変わっています。すぐに答えはでないかもしれないけど、考え抜く。世の中には本当にたくさんの情報が飛び交っている。その中には、うそも本当もたくさんある。この情報化社会の中で、自分主体で考えることはとても重要なこと。想像力を働かせながら、一面だけの情報に惑わされずに考え続ける力というものは必要…ということを、改めて教えてくれる作品です」

 作品と関わる中で、自身の中に新たな教育観が芽生えた。私生活で23年に第1子が誕生し、一児の父として教育問題に意識が向くように。

 「僕自身が父親になったからこそ、10年後、20年後の日本の教育環境がどうなっているのか、凄く気になるようになりました」

 そんな中でも「御上先生」の教えは生きている。

 「生徒自身が主体性を持って考え、発言に責任を持って物事に向き合っていく…そういった教育環境が主体となればいいなと思います」と先を見据えた。

 また、子供との接し方にも変化が生じた。「子供に対する接し方も、少しばかり“御上先生”っぽいといいますか…まだそんなに言葉も分からない年齢ですけど、一緒に考えてみよう、ということを言い続けようと決めました」と明かす。

 「親が自分の人生経験を踏まえて答えに導いてあげるのは、それほど難しくないことだと思います。でも、子供と一緒に成長しながら考えることの大切さを、改めてこの作品で学ばせていただきました。この作品で得たものは、しっかりと自分の人生の中に持ち続けていきたい。子供が大きくなったら“考える”ことの大切さを伝えたい」

 御上の思いが視聴者に伝わり、一人でも多くの人の心に響けば、「バタフライ・エフェクト」として社会に大きな効果をもたらすはずだ。物語も残りあと1話。作品から伝わるメッセージを、取りこぼさずに心に沁み込ませたい。

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