車いすテニス・小田凱人 東京ドームでリベンジ始球式 見事なノーバン投球に場内大歓声

[ 2024年8月3日 18:02 ]

巨人―ヤクルト ( 2024年8月3日    東京D )

<巨・ヤ(16)>始球式を行う車いすテニスの小田凱人 (撮影・西川祐介)
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 車いすテニス男子でパリ・パラリンピック代表の小田凱人(18=東海理化)が3日、東京ドームで行われた巨人―ヤクルト戦でセレモニアルピッチを務めた。

 同戦はNIKEの冠試合「NIKE DAY 2024」として開催され、NIKEアスリートの小田が登場。

 23年7月28日にも東京ドームで背番号「01」のユニフォームに身を包みマウンド前から始球式を行った。

 この日は「18」の背番号をつけ登場。自ら場内に手拍子を誘うパフォーマンスでドームを盛り上げ、左投げで豪快なノーバウンドを決めた。前回のワンバウンド投球からリベンジに成功し雄叫びを上げ、スタンドのファンからは大きな拍手が送られた。

 小田は「めっちゃ緊張しましたね。昨年のちょうど今頃、一度呼んでいただいて、ここで投げさせてもらったことがあって、その時はワンバウンドで、なかなか悔しさが残りながら1年間過ごしてきたんで(笑い)2回目呼んでいただいたときに、絶対リベンジしたいなと思って。めちゃめちゃうれしいですね」と興奮冷めやらぬ様子。

 「全然テニスより緊張して。やっぱりステージが大きいし、1球しかないっていうことで。とりあえず、ほっとしています」と安どの表情も見せた。

 巨人・大勢との秘話も明かし「昨年投げた後に、インスタのフォローがきて、めっちゃびっくりして、返して。SNSを通じて応援させてもらっていた。きょうお会いして、話して、めっちゃうれしかったですね」と対面を喜んだ。「お互いナイキの選手というか、そういう共通点があったので。グローブがめっちゃ格好良くて、いいなと思いました」と明かした。

 パラリンピックに向け、「頑張って下さいみたいな感じで言ってもらえて。きょうとりあえずいい感じで終われたんで、パリに向けてまたちょっと気合いが入った」と意気込み。世界が注目する大舞台へ「知ってもらうチャンスになるのかなという。それは僕がっていうのじゃなくて、競技がまたさらに有名になってくれたらうれしい。きょう、良いピッチングができて、やり残したことはないので(笑い)すがすがしく挑もうかなと思います」と晴れやかな表情だった。

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