佐々木八段 前日の増田八段に続きA級白星発進 豊島九段を破る 藤井名人挑戦へ20代2人がそろい踏み

[ 2024年6月20日 01:08 ]

佐々木勇気八段
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 将棋の藤井聡太名人(21)=王将など8冠=への挑戦権を争う第83期A級順位戦の1回戦は19日、名古屋市の名古屋将棋対局場で指され、先手・佐々木勇気八段(29)が豊島将之九段(34)に105手で勝利した。

 終局は20日午前0時25分。A級は棋士10人が年度を通して総当たりして9局ずつ指す。前日、菅井竜也八段(32)に勝利した増田康宏八段(26)に続き、20代2人がそろって白星発進した。

 先後は佐々木の先手にあらかじめ決まっており、戦型は角換わり腰掛け銀へ進んだ。腰掛けた銀同士の交換から戦闘開始し、豊島がその銀を再度5筋へ打ち付けた。そして3段目の佐々木王へ王手で突進。佐々木王に取らせ、中段へ引っ張り出すことに成功した。

 さらに、佐々木の金取りに銀のタダ捨て。取ると、豊島に王手飛車、さらに金取りにもなる角打ちがある。前手71手目に1時間42分考えた佐々木は73手目にも38分を投入し、連続長考で残り17分。2時間33分残した豊島との形勢差は明らかだった。

 銀による捨て駒2発で豊島がリードしたが終盤、佐々木が粘り強く指し回し、豊島に決め手を与えない。

 最終盤、豊島が竜を再侵入させた直後、佐々木が「歩頭桂」の勝負手を放つ。2時間以上の残り時間差が100手目でついに逆転し、先に1分将棋へ突入したのは豊島だった。

 前期7番勝負こそ1勝4敗で敗退したが、A級は7勝2敗で制した前期挑戦者を破る、佐々木の逆転勝利だった。

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