「ちびまる子」 新声優・菊池こころの再現ぶりに称賛の声「研究されたんだろうな」「特徴とらえて…」

[ 2024年4月21日 18:53 ]

ちびまる子ちゃんの公式X(@tweet_maruko)から

 フジテレビの人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)が21日、放送され、声優の菊池こころ(41)が主人公まる子の新たな声優として初出演した。

 今年3月に、初代まる子の声優を務めてきたTARAKOさん(享年63)が死去。代役として白羽の矢が立ったのが、菊池だった。この日から番組はアニメ放送35周年を祝う「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」を開催。最初のエピソードは「プロ野球開幕!!」の巻で、いつもと変わらず明るく、元気でのん気なまる子に、菊池が新たな命を吹き込んだ。

 2代目まる子の第一声は、オープニングテーマ曲「おどるポンポコリン」のイントロ。まる子ら登場人物がジェットコースターに乗る新映像に合わせた、「みんな~、行っくよ~!」という呼びかけだった。その後、提供読みやエピソードタイトル紹介、さらに次回予告も菊池の声になり、リニューアル。声質こそTARAKOさんよりおとなしめだったものの、舌っ足らずでトロンとしたしゃべり口を見事に再現した。

 劇中の最初のせりふは、教室で繰り広げられた、プロ野球の話題での一幕。同級生のはまじが、「大洋のファンだからな。今年は大洋を応援するぜ!」と話すと、まる子は「タイヨウ?はまじって、お日様が好きなんだね。知らなかったよぉ」と天然ボケをかます一言だった。

 SNS上では早くも大きな反響。「全然違和感ない!」「フレッシュな感じがいい」「若返った笑い」「まる子の声、小学生味が増した感」「ちびまる子の声わりと似てるやん」「まる子ちゃんの声可愛いのに違和感ない!!」などの感想が続々と寄せられている。

 中でも視聴者が驚いたのが、TARAKOさんが作り上げてきたまる子の再現ぶり。「決まってから沢山研究されたんだろうな…」「特徴とらえてて良いね!」「まるちゃんの声、スゴイ。あまり違和感がなく見られるのは嬉しい」と、努力を称賛する声も多数寄せられた。また「菊池こころさんの まる子の声聞いて自然に涙が出てきた」と、シンプルに感激する声もあった。

 34年にわたりまる子の声優を務めてきたTARAKOさんの出演回は、14日の再放送が最後になった。しかし、まる子のアニメーションが使われた「ミツウロコ」のテレビCMも、これまでと同様にTARAKOさんの声で放送された。「ミツウロコ~ッ!」と元気に歌うTARAKO節は健在。SNSには「ミツウロコのCMに愛を感じた。TARAKOさんだった」「ミツウロコのCMがまるで応援してくれているようだったなぁ」と感激の声が上がった。

 菊池は03年に声優デビュー。これまで「BORUTO―ボルト―NARUTO NEXT GENERATIONS」のうちはサラダ役、「ONE PIECE」のトコ役など、多くのキャラクターを務めてきた。また、「ちびまる子ちゃん」には2018年8月12日に放送された「まる子、幽霊を助ける」の巻で、「お花ちゃん」役で登場したこともある。

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