古希のゴジラが世界で大暴れ!

[ 2023年12月21日 18:22 ]

 「ゴジラ-1.0」の場面写真
Photo By 提供写真

 【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】本家の東宝ゴジラが世界を席巻している。「ゴジラ―1.0」(監督山崎貴)が現地時間12月1日に米国で公開され、歴史的な出足を見せた。

 東宝によると、封切り3日間で興行収入1150万ドル(約16億円)を突破。日本の実写映画として歴代1位となった。同15日に幕を開けた英国とアイルランドでも興収1位となり、歴代邦画実写作品でナンバー1を記録した。

 ゴジラ好きとしてはたまらなくうれしいニュースだ。日本では「ゴジラの日」(1954年の第1作の公開日)の11月3日に初日を迎え、12月17日までの45日間で観客動員数287万人、興収44億2000万円を計上している。2016年に公開された庵野秀明総監督の「シン・ゴジラ」の最終興収82億5000万円を超えることが出来るか大いに注目される。

 世界のキラーコンテンツとなっている怪獣王。ハリウッドも黙っちゃいない。2024年4月26日に「ゴジラvsコング 新たなる帝国」(監督アダム・ウィンガード)が公開予定だ。21年7月2日に封切られた「ゴジラvsコング」の続編に当たる。

 既に日本でもさわりの映像が流れているが、その一部シーンがファンの間に波紋を広げている。ゴジラの疾走場面だ。1998年公開のローランド・エメリッヒ版でもGODZILLAは時速480キロの猛スピードで駆けていたが、本家ファンはやはり違和感を覚える。東宝関係者も顔をしかめている。

 イグアナのオバケのようだったエメリッヒ版に比べれば、その後のハリウッド版はどっしりと重量感もあって本家ファンの許容範囲に入ってきた経緯があった。それが再び?ではまさに興ざめだ。あの全力疾走のシーンが本編で消えていればいいなと思う、きょうこのごろだ。

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