「どうする家康」関ヶ原遅参も結果オーライ?偉大なる凡庸・秀忠「負ける自信がある」次回予告にネット爆笑

[ 2023年11月25日 13:50 ]

大河ドラマ「どうする家康」第44話。徳川秀忠(森崎ウィン)は「えっ?わしが…将軍?」――(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月19日、第44話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第44話は「徳川幕府誕生」。徳川家康(松本潤)は大坂城に戻り、関ヶ原の戦勝報告。茶々(北川景子)から豊臣秀頼(重松理仁)と孫娘・千姫の婚姻に念を押され、不満があらわになる。時は流れ、慶長8年(1603年)、征夷大将軍となり、江戸に幕府を開いた家康。ウィリアム・アダムス(村雨辰剛)らと国づくりに励むが、徳川秀忠(森崎ウィン)の頼りなさが不安の種。一方、大野治長(修理)(玉山鉄二)が茶々の下に戻り、反撃の機会をうかがい…という展開。

 江戸城。家康は、秀忠を叱責。「真っ先に聞くことが、娘(千姫)の心配か」「身内のことしか考えぬ主君と思われるぞ」「関ヶ原に遅れた時から、何も成長しておらんな」「多くの兵を置いて、己の供回りだけで先を急いだな」「おまえは全軍を率いてこねばならんのじゃ!」「人のせいにするな!すべておまえのせいじゃ」――。

 榊原康政(小平太)(杉野遥亮)は“生涯最後の諫言”。「皆の面前で、あのようにお叱りになるべきではござらぬ!秀忠様の誇りを傷つけることでございますぞ。しかも、関ヶ原のことをいつまでも。秀忠様に落ち度はないと、何度も申し開きしたはず。殿のお叱り様は、あまりに理不尽!」と進言した。

 家康は秀忠に“帝王学”を伝授。「わしら上に立つ者の役目は、いかに理不尽なことがあろうと、結果において、責めを負うことじゃ。うまくいった時は、家臣を称えよ。しくじった時は、己がすべての責めを負え」。1年のうちに征夷大将軍を引き継ぐと伝えた。

 於愛の方(広瀬アリス)との間の三男・秀忠は、お万の方(松井玲奈)との間の次男・結城秀康(岐洲匠)を差し置いての指名に驚き。本多正信(松山ケンイチ)は「才があるからこそ、秀康様を跡取りにせぬのでござる。才ある将が1代で国を栄えさせ、その1代で滅ぶ。我らはそれを、嫌というほど見て参りました」「その点、あなた様はすべてが人並み!人並みの者が受け継いでいけるお家こそ、長続きいたしまする。言うなれば、偉大なる凡庸、といったところですな」「関ヶ原でも、恨みを買っておりませんしな。間に合わなかったおかげ」と説いた。秀忠は「確かにそうじゃ。かえってよかったかもしれんな」とポジティブだった。

 慶長10年(1605年)、家康は秀忠に将軍職を譲り、大御所となった。

 次回予告、秀忠は「私は負けます。負ける自信がある!」と断言。SNS上には「負ける自信があると言い切る秀忠くん。やはり殿の息子w」「愛される2代目の素養たっぷり」「負ける自信がある!元気いっぱいに言う将軍、なかなかいない。かわいいぞ」「もう素直すぎて笑っちゃう」「頭をなでたくなる」「言い切りに笑った。頑張れ2代目w」「もしかしたら今年一番の記憶に残るセリフかもしれない」などの声が相次いだ。

 次回は第45話「二人のプリンス」(11月26日)。「二条城会見」(慶長16年、1611年)が描かれる中、愛されキャラの秀忠と茶々がすべてを注ぎ込んだ豊臣秀頼(作間龍斗)のコントラストが注目される。

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