「ブギウギ」出演、草なぎ剛が感じている朝ドラならではの見どころとは…「こんな幸せなことは」

[ 2023年11月6日 08:15 ]

ヒロイン・スズ子を導く音楽の師匠、羽鳥善一を演じる草なぎ剛
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 俳優の草なぎ剛(49)がNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~金曜前8・00)で演じる役どころについての思いを語った。

 ヒロイン・スズ子(趣里)を導く音楽の師匠・羽鳥善一役。モデルは作曲家の服部良一氏で、ジャズを得意とし、「東京ブギウギ」「青い山脈」「別れのブルース」など数多くの名曲を世に生み出す。6日から東京編がスタートし、スズ子が東京へ行き羽鳥善一に出会うというストーリーが始まる。

 ――演じられている羽鳥善一はどういった人物でしょうか?
 「僕が演じる羽鳥善一は、福来スズ子を見いだしていく役どころです。これからスズ子と善一のタッグが始まります。この2人の関係性を楽しみにご覧いただきたいと思います。羽鳥はいつもニコニコしていてつかみどころのない男ですが、チャーミングでもありとても魅力的なキャラクターです。羽鳥のセリフで「トゥリー、トゥ、ワン、ゼロ」というカウントが面白いですね。善一は、「スリー」じゃなくて、「トゥリー」なんです。そこが善一らしくて好きなポイントです。口癖すら型にとらわれていません。きっと、善一は型にはまることが好きじゃないんでしょうね。『君の好きなように歌ってごらん』とか、『君の好きなように生きていきなさい』と言うような人なので、自分に対しても『君の好きなように解釈して、君の好きなようにセリフを言ってごらん』と言ってくれている気がします。役のモデルである服部良一さんについてはあまり意識しすぎずに、新しいものを生み出したいという気持ちで演じています。服部さんのこれまでの功績の力をお借りしながら、さらに自分の中から湧き出ているものを視聴者のみなさんに届けたいと思います」

 ――ヒロイン・趣里さんと共演しての感想は?
 「今回、趣里ちゃんと初めてお会いしたのですが、一緒にお芝居をしていてとても楽しいです。そして、本当に趣里ちゃんが福来スズ子にしか見えません。大げさではなく、これは趣里ちゃんにも言っていますが『趣里ちゃんは、この福来スズ子を演じるために生まれてきたんだ』と思っています。もう本当にスズ子という感じがして、何の不
安もなくお芝居させていただいています。趣里ちゃんが目の前にいると、本当にスズ子が歌っているんだなとか、スズ子が喜んでいるんだな、悲しんでいるんだなというリアルな感覚が伝わってきます」

 ――大阪での撮影は?
 「大阪は最高です!コロナの時と違って観光客も戻ってきていて街に活気があり、その雰囲気を感じるだけで幸せな気分になりますね。NHKからは大阪城も見えるし、気分転換にもなって、ホンマにごっつええ感じです(笑)」

 ーー放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
 「見どころが本当にたくさんあるのですが、やっぱりステージで歌う趣里ちゃんの歌声と踊りにいちばん注目していただきたいです。見ていて本当に楽しいです。ステージ上で生まれる躍動感をしっかりと収録しているので、その部分も視聴者の皆さんに伝わると思いますし、僕自身も楽しんでいます。放送が週1回の連続ドラマとは違い、放送時間が15分で毎日放送されるので、スピード感があって目が離せな
い展開は朝ドラならではだと思います。日本中を前向きにしてくれるような作品が毎日放送されるんですから、こんな幸せなことはないと思います。本当にすてきなシーンがたくさんあるので、ぜひお楽しみください!」

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