青木理氏 大阪万博の整備費増加で2350億に「引き返す勇気が必要なんじゃないかなと僕は思います」

[ 2023年11月5日 16:12 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が5日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。西村康稔経済産業相と自見英子万博相が同日、2025年大阪・関西万博の会場整備費を巡り記者会見を開いたことについて言及した。

 西村氏と自見氏は、整備費が最大2350億円に上振れするとした日本国際博覧会協会の試算を政府として受け入れると表明した。大阪府・市と経済界も既に容認しており、増額が正式に決定。整備費の上振れは2回目で、当初の見積もりから1・9倍に膨らむ。今回の上振れ額は500億円で、資材価格や人件費の高騰が要因。国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する枠組みを維持し、それぞれ167億円を追加負担する。

 政府は会場警備費についても200億円程度を支出する方向で調整中で、さらに国民負担が拡大する可能性がある。西村氏は、見通しの甘さを問われ、「少しパビリオンの遅れなども指摘されているが、BIE(博覧会国際事務局)の事務局長の発言の通り、遅れているわけでもないし、早いわけでもないという評価、こんなもんですよという評価をいただいている」などと述べた。

 青木氏は「いろんな話がつながっていて、建築資材の値上がりから人手不足、これでもたぶん済まないですよ、きっと。もっと高くなると思うんですね」と言い、「しかも維新と政権が責任の押し付け合いみたいなことをしている無残というものを考えると、汚職だったりとかにまみれた五輪もそうですけど、こういう祝祭資本主義的な、しかもIR、カジノの露払いみたいな万博、僕は個人的な意見ですけれど、引き返すというね、1回決めたことは引き返せないじゃなくて、引き返す勇気が必要なんじゃないかなと僕は思います」と自身の考えを述べた。

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