畑中葉子 新曲「八丈島からの手紙」で45年ぶり紅白狙う「平尾さんに連れて行っていただいた。今度は…」

[ 2023年8月9日 05:00 ]

新曲「八丈島からの手紙」をリリースした畑中葉子
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 歌手の畑中葉子(64)が先月19日にデビュー45周年でリリースした新曲「八丈島からの手紙」が、東京都八丈町の同島を訪れる観光客や島民の間で話題を集めている。畑中の故郷でもある八丈島の風景をミュージックビデオ(MV)に盛り込んだご当地ラブソング。民謡「ショメ節」を使い初のラップにも挑戦した。八丈島空港で流れるMVと一緒に写真を撮る観光客も多い。畑中は本紙の取材に「八丈島をけん引できるよう、頑張っていきたい」と地元振興への思いを語った。

 八丈島は現在“大バズリ”中。今年4月に公開され大ヒットしたアニメ映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の舞台になったことで、聖地巡礼客が増加。島の観光協会の田村真吾氏は「ここ10年で一番観光客が来ている。畑中さんの曲の効果もあり、地元の住民たちも喜んでいます」と語っている。

 畑中自身も精力的にPR活動。新潟県や栃木県など地方のラジオ局で同曲を流してもらい、島を訪れた際には飲食店などに曲のポスターを貼って回っている。八丈島で11日に開催される花火大会には、自身のメッセージ付きの花火が上がる予定だ。

 13歳まで八丈島で過ごし、1978年に平尾昌晃さんとのデュエット曲「カナダからの手紙」でデビュー。同曲の大ヒットから45年、カナダから八丈島に原点回帰。「新曲は地に足を着けた場所から送る、私からのラブレターです」と地元愛を強調。「何年も音沙汰のない私をこんなに応援してくれる八丈島は、やはり“情け島”です」と故郷に感謝が止まらない。

 「カナダからの手紙」ではNHK紅白歌合戦に白組で初出場した。「八丈島からの手紙」にはヒップホップグループ「P.O.P」が参加。畑中は「45年前は平尾さんに紅白に連れて行っていただいた。今度は私が彼らを連れて、紅組から紅白に出られたら」と願う。カナダから白、八丈島から紅。夢の実現へ、きょうもPRに駆け回る。


 ≪サザンもデビュー≫ ▽1978年 新東京国際空港(現成田国際空港)が開港。「キャンディーズ」が解散し、「サザンオールスターズ」がデビュー。日本テレビは「24時間テレビ」が初放送。米映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の影響で、日本でも“フィーバー”という言葉が流行した。経済界では「窓際族」という言葉も生まれた。

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