「どうする家康」“あんの男”呼ばわり!ナレは秀吉憎し?語り=春日局説ネット強まる「明智に若干好意的」

[ 2023年8月6日 06:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第29話。明智光秀の首級が届くと、羽柴秀吉(ムロツヨシ)は…(C)NHK
Photo By 提供写真

 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は7月30日、第29話が放送され、「本能寺の変」(天正10年、1582年)を成した戦国武将・明智光秀の最期が描かれた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第29話は「伊賀を越えろ!」。織田信長、死す――。衝撃的な報が世を駆け巡る中、明智光秀(酒向芳)の命令により、徳川家康(松本潤)は浪人から村人まであらゆる者から命をつけ狙われることに。岡崎へ帰還すべく、家臣団とともに逃げる家康に、服部半蔵(山田孝之)は服部党の故郷・伊賀を抜けるべきだと進言。光秀の追手を欺くため、酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)らと別れた家康は伊賀の難所を越え、一路岡崎へ向かうが、道中、謎の伊賀者たちに捕らわれ…という展開。

 家康は「伊賀越え」に成功。羽柴秀吉(ムロツヨシ)は戦国屈指の強行軍「中国大返し(備中大返し)」(備中高松城攻めから、全軍を率いて中国路を京へ取って返した大移動)を敢行した。

 「その頃、山陽道(姫路付近)には、大急ぎで京を目指す大軍勢が。本能寺の変から11日後、明智光秀は戦(山崎の戦い)に敗れ、都を追われておりました」(語り・寺島しのぶ)

 山城・小栗栖。明智が「わしの…わしの方が、信長よりも、うまいことやれたんや!」と叫んだ時、背中に激痛。子どもに竹槍で突き刺された。「こんの、くそ童が!わしを誰やと思っとるんや!」。さらに子どもたちに襲われ、農民たちに取り囲まれると「ハハハ…わしは、明智やないぞ。明智やないぞ」。四方八方から串刺しにされ、地面に倒れ込み、天を仰いで力尽きた。

 「こうして見事、明智光秀を討ち、織田信長公の敵を取ったのでございます。あんの男が」(語り・寺島しのぶ)

 明智の首級が秀吉の元に運ばれる。「あ、明智殿。今までで一番ええ顔しとるがね」――。ニヤリと笑った。

 語りの「あんの男が」がSNS上の話題に。「ナレ『あんの男が』w」「ナレ、めちゃくちゃ秀吉憎んどるw」「最後の秀吉がヤバかったなぁ…凄く嫌そ~な声の寺島さんの語りw」「今回の秀吉憎しのナレーションで、春日局が竹千代(家光)に語っている物語説が強まった気がする。確かに明智関連も、家康と揉めてない時は若干好意的だった気がするし」「家康を『神の君』と呼ぶナレーション、以前から於福(春日局)じゃないかと思ってたんだけど、秀吉を憎々しげに『あの男』呼ばわりしているのを聞くと、やはり秀吉に父の斎藤利三(明智光秀の重臣)を討たれた於福の可能性が高いんじゃないかと」などの声が上がった。

 昨年12月に語りが寺島しのぶと発表された時、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーは「実は、寺島さんは語りの“中の人”にピッタリなのです。ナイーブな家康を、語りの方は強き神の子であると固く信じてやみません。語りの“中の人”とは一体、誰なのでしょうか?劇中でいつか明かされると思います。寺島さんの声をヒントに、楽しみにお待ちください」と予告している。

 次回第30話は「新たなる覇者」(8月6日)が放送される。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年8月6日のニュース