【福原愛さん側 3000字声明(1)】「日本の法律にも台湾の法律にも粛々と従う所存」

[ 2023年8月1日 14:54 ]

江宏傑さん(左)と福原愛さん
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 卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さんと、元夫で16年リオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑氏が、長男を巡って全面対決となっている件を巡り、福原さんサイドが1日、声明文を発表した。

 江氏は7月27日に都内で会見し、福原さんが台湾から長男を日本に連れて行った後、連絡が取れなくなっており、江さん側へ引き渡すよう東京家裁の決定が出たことを明かし、「早く子供に会いたい。早くお姉ちゃんに会わせたい」と訴えていた。

 江氏サイドは既に強制執行の申し立ても行い、進展次第では未成年者誘拐罪で告訴する可能性を示す一方で、福原さん側は最終的な判断が下されていないと反論していた。

 この日、「福原愛 代理人弁護士代表 今里恵子」の名で福原さんサイドが発表した声明文は、約3000字に上った。

 【声明文(1)】

家庭裁判所が出した審判前の保全処分については、その内容、直ちに効力が発生すると規定されている執行についても、日本の法律上さらに裁判所で争う手段が認められております。

現段階で公衆の面前で裁判所の判断を云々することは時期尚早ではないかと存じます。

また、ことのいきさつの全てについては、台湾の法律、日本の法律上、そして何よりもお子さんたちのために外部に公表できないことがたくさんあります。

台湾に残されているもう一人の家族のこと、離婚協議の内容、離婚の原因については台湾の法律によって外部に漏らすことを認められておりません。

もちろん日本の法律の上でも、お子さんたちのプライバシーは守られるべきです。

その一部を切り取って他方を非難することは容易です。

しかし、メディアという非常に強い権力を用いて特定の人物を攻撃することによって、被害者に回復しがたい重大な損害が発生する可能性があることについては、十分に慎重な配慮がなされるべきではないでしょうか。

福原愛さんはもとより、小職ら福原愛さんの代理人弁護士も、日本の法律にも台湾の法律にも粛々と従う所存です。

また、小職は、国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(いわゆるハーグ子奪取条約)上の事件において、連れ去った側、連れ去られた側、父親、母親、日本人、外国人のいずれの依頼者のためにも事件を受任しております。

どの事件も非常に個別性が高く、家族の問題においては、それぞれの立場に理由があり、善悪を一刀両断に決めることは非常に困難です。

とくに国境を跨ぐ事件の場合は、法律の違い、文化、言語の違いがありますからなおさらです。

大渕代理人も江宏傑氏ご自身も、小職の事務所の電話、ファックス、電子メールをご存知です。

例えば、過去にお子さんが熱を出したときには「一時的な発熱ですから心配なさらないように」と小職から江氏にご連絡を差し上げました。=(2)に続く=

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