日本テレビ系「CODE―願いの代償―」 プロデューサー語る「坂口さんを追い込みたかった」

[ 2023年8月1日 07:00 ]

人間の内なる情念を瞳で表現する坂口健太郎(読売テレビ提供)
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 俳優の坂口健太郎(32)が日本テレビ系ドラマ「CODE―願いの代償―」(日曜後10・30)で婚約者の死の真相を知るためにどんな願いもかなえるアプリ「CODE」に手を伸ばす刑事・二宮湊人を好演している。婚約者の死に加え、上司や親友の裏切りなどにも遭うつらい役どころでもある。

 中間利彦プロデューサーにとって坂口とのタッグは念願だった。2016年に坂口の舞台初出演作「かもめ」を見てスター性に一目ぼれ。「いつか仕事をしたい」という思いが8年越しに実現した。そんな坂口にオファーした時には「できるだけ追い込みたい」と伝えたという。その理由を「追い込んだ先にそれを乗り越える二宮がいて、(視聴者が)感情移入できるその姿が素敵なことが、ドラマの肝だと思っています」と明かした。

 二宮が感じる内に秘めた悔しさ、悲しみ、憤りなど中間氏が描きたい人間の情念を「坂口さんは瞳で語ってくれるんです」とその演技を絶賛した。その“瞳”に呼応するように視聴者からも二宮に同情、共感する声が多く上がっている。中間氏も「やっぱり追い込まれた坂口さんってめちゃくちゃ魅力的なんです」と満面の笑みを見せ、改めてほれ直している様子だった。

 また、撮影現場での坂口の印象は「クールに思われがちですが、無邪気で明るいんですよ。その明るさで座長として現場をまとめてくれています」。そして、坂口の演技への取り組み方の特徴として「やる前から“できない”とは絶対に言わないんです」という点を上げた。

 「役者さんも台本に違和感があることが絶対にあるはずなんです。それでも必ず(芝居を)やってくれるんです。その上で一緒に修正点を共有してくれるのでスムーズにことが進みます」と制作側として助けられる場面も多いという。「坂口さんが演じる二宮が僕の思い描いた二宮そのものなんです」と坂口への全幅の信頼を寄せた。 

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