日本テレビ系「CODE―願いの代償―」プロデューサー語る「人間の情念をスピーディーな展開で描く」

[ 2023年7月31日 07:00 ]

坂口健太郎演じる主人公がアプリ「CODE」に手を伸ばして物語が展開していく(読売テレビ提供)
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 俳優の坂口健太郎(32)主演の日本テレビ系ドラマ「CODE―願いの代償―」(日曜後10・30)が7月期の話題ドラマとなっている。26日時点で、Tverでは第4話(23日放送)までとオリジナルストーリーの合計再生数が1000万回を突破した。

 今作は婚約者を失った刑事が死の真相を知るためにどんな願いもかなえるアプリ「CODE」に手を伸ばしたことから物語が展開されていく。願いをかなえるためには代償があり、アプリを通して人間の欲望や葛藤(かっとう)が映し出されていく。

 プロデューサーの中間利彦氏はサスペンス好き。これまで2020年4月期の「ギルティ~この恋は罪ですか?~」、22年10月期の「Sister」などドロッとした恋愛模様のラブサスペンスを描いてきた。だが、「今回は“ラブ”を抜いてみました。そして、ただの謎解きサスペンスではなく、人間の情念を描きたかった」と物語の背景を明かした。

 「願いをかなえるアプリ」という設定は台湾のドラマから着想を得たという。そして「やっぱ欲望は人間、誰しもが持つもの。“~~したい”“こうあってほしい”というものが絶対にあって、それを作品として描きたかった」との思いも口にした。台湾サイドに許可をとり、登場人物の性別や過去、結末に至るまで脚本はほぼオリジナルにアレンジすることで今作が誕生した。

 描き方の“スピード感”にもこだわりがある。「今の視聴者はNetflixなどで、スピード感のある海外作品に慣れている部分もあると思って、(配信コンテンツなどに)対抗するにはスピード感があった方が受け入れられやすいと思いました」と分析。

 その言葉通り、第1話序盤でいきなり主人公の婚約者の死を演出した。ネット上は騒然となり、視聴者を一気に作品の世界観に引き込んだ。中間氏は「まさに狙ってました」と手応えを口にした。それ以降も「CODE」が引き金で次々と事件が発生する息もつかせない展開になっている。

 そんな“ノンストップ・クライム・サスペンス”の舞台で奮闘しているのが坂口だ。

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