西岡徳馬 周囲を一瞬凍り付かせた京都の夜 あの名優の「代表曲」を横から…

[ 2023年7月17日 11:54 ]

西岡徳馬
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 俳優の西岡徳馬(76)が17日までに更新されたYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。昭和の名優、勝新太郎さん(1997年死去)との忘れられないエピソードを明かした。

 「東京ラブストーリー」や「極道の妻たち」シリーズなど、テレビ、映画で幅広く活躍する個性派俳優のトーク3回目。「勝さんの面白い話もあるんだけど…」と前置きして語り始めたのが、京都で撮影していた時の逸話だった。

 撮影後、共演していた津川雅彦さん(2018年死去)らに誘われて夜の街へ。2軒目でグラスを傾けていたところ、隣の部屋から津川さんに伝言が届いた。「津川さん、隣の部屋に勝(新太郎)さんが来てるんだけど、もし来る気が会ったら来いって、(勝さんが)言ってます」

 もちろん、大先輩の誘いを断れるはずがない。合流しての宴は深夜3時まで及び、そろそろお開きというところで、勝さんが提案した。「じゃあ、オレが最後に座頭市を歌って帰るから」。座頭市といえば、1967年(昭42)に勝さんがレコードを出し、ドラマ、映画でも演じた代表作。普通なら、ワンマンショーになるところ、すでに泥酔していた西岡は「勝さん、座頭市はオレに任せてくれ」とありえない一言を放った。

 「横を見たら、津川雅彦さんが“バカ”“バカかお前は”って言ってるんだけど、酔ってるから、まあいいやって」

 ご機嫌な勝さんは一喝するどころか、「じゃあ、オレが1番を歌うから、お前が2番を歌え」と肩を組んでデュエット。西岡が歌う時は、勝さんが座頭市に扮して、横で演じ始めるパフォーマンスも見せてくれたという。

 「津川さんが(勝さんの)付き人に“出ていって(勝さんに)斬られろ”って言って。出ていったんだけど、勝さんは(座頭市で)目をつぶってるから分かんないじゃん。そしたら(付き人が)えいって、(勝さんを)斬っちゃって」

 思わぬハプニングで締めくくられた京都の夜。勝さんが先に引き上げた後、西岡は津川さんに「お前、バカか。勝新太郎の前で座頭市を歌ったのはお前が初めてだ」とたしなめられながら、「けど、よっぽどお前のことが好きなんだな」と言われたという。

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