芸能リポーター前田忠明さん9月に亡くなっていた 81歳くも膜下出血

[ 2022年12月20日 05:08 ]

95年、ハワイ・ホノルル空港で神田正輝・松田聖子夫妻を取材する芸能リポーターの前田忠明氏(左端)
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 1980年代からテレビのワイドショーで活躍した芸能リポーターの前田忠明(まえだ・ただあき)さんが9月28日午後4時半ごろ、くも膜下出血のため東京都内の病院で死去したことが19日分かった。81歳。北海道出身。告別式は近親者で行った。

 フジテレビによると、前田さんは東京都新宿区の自宅マンションで転倒し、救急搬送先の病院で死亡が確認された。

 女性週刊誌の記者を経て芸能リポーターに転身。「前忠(まえちゅう)」の愛称で親しまれた。「おはよう!ナイスデイ」など、フジテレビ系の番組で長年活躍。石原裕次郎さんや勝新太郎さんらのスターを取材し、芸能界の裏話を軽妙な語り口で伝えた。

 共演していたリポーターの東海林のり子さん(88)は、3月に週刊誌の企画で対談したのが最後の対面。「寂しいです」と話した。「1980~2000年代の芸能リポーターは梨元勝さんと忠明さんの両巨頭でした。突っ込んでいく梨元さんと対照的で、忠明さんはひそかにネタを探していくタイプ。穏やかだけど一生懸命な人でした」と評した。

 フジテレビは「40年間もの間、フジテレビの情報番組で数々の芸能取材にご尽力いただいた」と感謝した。

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2022年12月20日のニュース