里崎智也氏 世界一に輝いた06年WBC 捕手として「楽だった」と話すワケ「メジャーあんまり…」

[ 2022年8月15日 16:44 ]

里崎智也氏
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 元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(46)が15日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲストとして生出演。日本代表が優勝した2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返った。

 里崎氏は捕手としてロッテの05、10年の日本一に貢献し、日本が優勝した06年のWBCではベストナインに輝いた。パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之が「WBCの優勝キャッチャーだからね」と感心すると、里崎氏は「ラッキーなんですよね。調子こいてるじゃないですか2005年に日本一になって。調子こいたまま行ったっスよ。WBC」と笑ってみせた。

 チームメートには松坂大輔氏(当時は西武)やイチロー氏(当時はマリナーズ)がおり、「最初思いましたもん。邪魔だけはしないようにしようって」と里崎氏。大会では「イチローさんについていこうみたいな」雰囲気だったという。第2ラウンド初戦の米国戦での相手投手はエース、ジェイク・ピービだったが「(イチローが)“メジャーなんて大したことないし、こんなん楽勝で打てるよ”って言って、先頭打者ホームランですからね。そりゃ全員が“いける”って思いますよね」と振り返った。

 塙が「一時期危ない時期もあって、その時はどんな気分だったんですか、決勝戦なんて」と決勝のキューバ戦について尋ねると、「まあもう勝てるなと思ったんですよ。ここまで来たら」と回顧。準決勝の韓国戦についても「(第1ラウンド、第2ラウンドで)負けてたんですけど、僕の心の中ではそんなに打たれてなかったんですよ。3度は負けへんやろ、3度負けたらギャグやぞ、と思いながらやってたんで。代打福留(孝介)がホームラン打った時はビビりましたもん。ベンチから」と勝つつもりだったとした。

 「でも、メジャーの選手誰も分かんなかったんで。楽だったっスよ」と里崎氏。「メジャーあんまり興味なかったんで、A・ロッドと(ロジャー・)クレメンスと(デレク・)ジーターぐらいは知ってましたけど、他の選手誰も知らなかったんで。“なんだこのおっさん、振りにくいな”と思いながらサイン出してましたね」と語った。

 対策についても「ないです、ないです。データ誰も持ってないんで。初めての大会だったんで」「誰か分かんないんです、メキシコなんてカスティーヨとか、名前がそんなのばっかりだから、何カスティーヨとか分かんないんですよ」とぶっちゃけ。「データがなくて最高だったのが、ああしろこうしろ誰にも言われないんですよ。好き勝手やって良かったんで楽でしたね。何にも言われないんで」と明かすと、「でも楽勝で世界一なれますから」と言い切った。

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2022年8月15日のニュース