「スベる」「ドヤ顔」は松本人志がルーツ? 浜田雅功も驚き「ここでこの言葉使う?みたいな」

[ 2022年8月13日 22:24 ]

松本人志
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 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(58)が、13日放送の日本テレビ系「ダウンタウンのヤバイ昭和の世界!」(後7・00)にMCとして出演し、自身が広めたと言われる言葉の数々について語った。

 番組には「さまぁ~ず」三村マサカズ、「フットボールアワー」後藤輝基ら、松本と近い芸人たちがVTR出演。松本のワードセンスについて証言した。

 三村はギャグがウケなかった時に使う「スベる」という表現を、初めて聞いたのが松本からだったと回想。「関東では言ってなかったと思う。松本さんの功績ですよね、それは。全国の人がスベるって言うじゃないですか?」と指摘した。後藤も「ドヤ顔」という言葉を発信したのは松本ではないかと推測。「06年のM-1で漫才が終わって、“松本さん、感想お願いします”という時に、松本さんが“後藤君ね。突っ込んだ後にドヤ顔で僕のことを見るのやめてもらえますか?”って(言われた)」と振り返った。そのほか、「ココリコ」遠藤章造は下ネタ要素のない「SとM」という表現を、「ハイヒール」モモコは「引き出し」という表現を、ともに松本発信で初めて聞いたと証言した。

 さらに番組調べでは、「かぶる」「グダグダ」「空気を読む」「ハードルを上げる」など、常用されている表現の数々が、松本から発信されている可能性があるとした。

 松本は「(もともと)ない言葉じゃなくて、あったんでしょうけど、あんまりそんなふうに使わなかった言葉とか。グダグダとかは普通、グズグズって言ってた。俺の感覚では、グズグズよりグダグダの方がもっとグズグズな感じがする」と、自身の感覚を説明した。

 数々の言葉が生まれる瞬間を最も多く見ているとみられるのが、相方の浜田雅功。「前からある言葉でも、全然使ってなかったから、(松本が)言い出したということがもうスタート。俺らはちらっと大阪で聞いてたけど、そこから聞かへんようになった言葉を、ええ使い方してた。“ここでこの言葉使う?”みたいな」と、松本の言葉の魔術に舌を巻いた。

 松本は「俺が広めたとは思わへんけど、レジェンドだなとは思う」と笑わせつつも、「ちょっともう、このコーナーやめない?」と照れていた。

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2022年8月13日のニュース