永瀬王座への挑戦者は?元祖藤井キラーVS新藤井キラー 豊島九段と大橋六段の王座戦挑戦者決定戦始まる

[ 2022年7月25日 12:23 ]

王座戦挑戦者決定戦に臨む豊島将之九段(右)と大橋貴洸六段(日本将棋連盟提供)
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 豊島将之九段(32)と大橋貴洸六段(29)が争う第70期王座戦挑戦者決定戦は25日午前9時、大阪・関西将棋会館で始まった。振り駒の結果、先手は豊島。50手まで進んだ正午からの昼食休憩時点の局面は、角金交換を挑み、駒損ながら飛車を旋回させた豊島が、積極的な布陣を敷いている。

 現在王位戦7番勝負で藤井聡太王位(20)=王将、竜王、叡王、棋聖を含む5冠=に挑み、1勝2敗の豊島はその藤井に初対戦から6連勝した「元祖藤井キラー」。大橋は5月、今期王座戦の挑戦者決定トーナメント1回戦で藤井を破り、その後も勝ち進んでタイトル初挑戦に王手。対藤井戦に注目すれば、初対戦から2連敗したがその後4連勝と逆転した「新藤井キラー」だ。

 勝者は例年9月開幕の5番勝負で永瀬拓矢王座(29)に挑む。持ち時間は5時間で夜に終局の見通し。昼食メニューは両者「やまがぞば」からの注文で、豊島が親子丼と温かいそばのセット、大橋は親子なんばうどん。

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2022年7月25日のニュース