沢田亜矢子 女手一つで育てた作曲家の娘・澤田かおりさんに言い続けたこと「絶対に学問を身につけて…」

[ 2022年6月28日 16:09 ]

沢田亜矢子
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 女優の沢田亜矢子(73)が28日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。娘で作曲家の澤田かおりさん(36)に言い続けたことを明かした。

 司会の黒柳徹子から「かつてアメリカに極秘出産しにいらっしゃって、その時に生まれた娘がもうママになった」とかおりさんが結婚し、米ハワイで第1子女児を出産したと明かされると、祖母となった沢田は「そうなんです。去年。何があるか分からないもんですね」と笑顔で明かした。

 さらに黒柳から「娘に言い続けたことがあるんですって」と振られると、沢田は「うちの母の教えなんですけれども。母は女はその当時は学問するのは武器じゃない、子育てしててそれでいっぱいいっぱいだって言われていた時代なんですけれども、“女も学問を身につけて、自立することで生き方を自分で選択することができるから、絶対に学問を身につけて自立しなさい”って、まあ厳しく言われてたんですね」と振り返った。

 黒柳が「誰かをあてにせず、自分で稼ぐ」と続けると、沢田は「やっぱり働かないと、生活をするにしても、趣味をやるにしてもお金というものが要りますから。自分の自由になる稼ぎというものを自分で獲得しなさい」とも言われていたとした。「そうすると、自分の生き方選択できるし、お金がないからこっちの生き方でハイって言わなきゃいけないなあって言うようなことも全くなくなるから。それだけは、女としても、人間としても幸せだから、それはやりなさいって、随分言われましたね」と語った。

 かおりさんは音楽の名門・米バークリー音楽大学出身であると明かされると、沢田は「音楽が好きというよりは私が女性の場合、音楽はとってもいい武器になるんじゃないかなと。ピアノを弾いたりとか学校の先生にもなったりできるから、それがいいんじゃないかなと思って。むしろ強制的にピアノと作曲の勉強をさせたんですけど。途中でやめるかなと思ったんですけれども、“5分でもいいから、続けることを目指しなさい”って」と回顧した。

 バークリーに行くことが決まった際はかおりさんに「日本にもいい大学があるよ」と言ったと言うが、「(かおりは)“お母さんから敷かれたレールはもう二度と走らないようにしますから、これは自分で選択させていただきます”って言ってアメリカ行っちゃったんですね」と苦笑。「気が強くなってしまいました。私が“しっかりしろ、しっかりしろ”って言ったんですけど、それは私に返ってきますね。寂しい思いをいたしました」と続けた。

 黒柳が「でもバークリーお出になって、今、作曲家としてCMとかドラマの音楽やってらっしゃるんですって」と語ると、沢田は「バークリーに行くと、いい先輩とかコネクションがありますので、その時に知り合った方に映画とかCMとか、ドラマの作曲のお仕事を頂いて、それがずっと続いてまして。今ハワイに行ってもそれを継続してやらせていただいて。そういった意味では自立できたかなと思ってますけどね」と目を細めた。

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2022年6月28日のニュース