麒麟・川島 相方・田村からの誘いで何となくコンビ組むも「何コレ、すごい事故物件、って思いながら」

[ 2022年4月24日 15:41 ]

「麒麟」の川島明
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 お笑いコンビ「麒麟」川島明(43)が23日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。相方・田村裕(42)との出会いについて明かした。

 1999年、大阪NSC(吉本総合芸能学院)で同期の田村とコンビを結成した川島。NSC時代は「漫才とかコントがやりたいのに声をかける勇気がないんですよ。全く社交性を育ててなかった」といい、「尖がっている人が多いので養成所ってあまり笑いって起きないんですよね、全員がライバルっていうか。そこで、初めて笑いを取ったんですよ。先生から『声は小さいけどセンスがすごくいいから、もうちょっと頑張って、見せ方を考えなさい。素材はいいよ!』って言われて、先生に褒められたことなくて、『あいつスゲー』ってなって、帰り道、ザワザワってなっていた」と振り返った。

 そこで声をかけてきたのが別のクラスだった田村だといい、「『お前はおもろかったからコンビ組んでやってもええで』って、すんごい上から目線で」と回顧。「唯一ウケたやつにすごい上から来るから、とんでもない才能の持ち主なんやって思って」と勘違いもあったそうで、それから、田村に「来週の水曜日までにコント1本書いてきて」と言われたといい、「ホンマに5日間ぐらいでネタを1本、書き上げて、見せて、『おもろいやん、やってみよう!』って言われて、やったんです」。積極的な田村の行動に番組MCの「極楽とんぼ」加藤浩次が「あいつ、すげーな」と驚くと、川島は「(田村もその時は)舐められたアカンと思って、ガンガン来てたんですって」と代弁した。

 最初は「とんでもない才能の持ち主なんや」と思った田村の“ポンコツ”な本質には「出会って30分でわかりましたね」と川島。それでもコンビを断る「勇気もなかった」といい、「『コンビ組んでやってもええで!』って言われて、何となくコンビ組みましたけど、『何コレ、すごい事故物件』って思いながらも全然言えないんですよ。半年ぐらいやって、先生にも『お前、やっぱり1人のほうがいいよ!』ってめっちゃ言われたんですよ。『やっぱそうなんか』と思ってもどう断っていいのか、しゃべれなかったんで」と苦笑いを浮かべた。

 そうやって、半年やると「クラスも最低になった」そうで「やばいな、明日のネタ合わせで『ごめん、お前とはやってられへん』って言おうかなと思った」と心に決めると、その晩に田村から電話が。田村は「たぶん俺が足を引っ張ってて、川島の才能を生かし切れへんから、俺、自分からやめるわ!」と自ら身を引くことを申し出たそうで、その言葉に川島も「そんなことないよ!」と思わず引き止めたという。

 加藤が「チャンスじゃん!」とあおると、「自首されたら刑期軽くなるじゃないですか。『俺じゃダメだよね』って言われたら、『いやいやいや、そんなことないよ』って言っちゃって」と川島。田村もそれで「やっぱそうやんな」ってすぐに引き下がり、そのまま現在までコンビは継続している。

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2022年4月24日のニュース